2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本音ミーティング

慶応大学の名誉教授、村田昭治さん。「パーティーにはよく出席するが、名刺交換会で終わってしまうことが多い。わたしは自分の勉強会、村田マネジメントサロン(MMS会)を続けているが、良い雰囲気のアフターレクチャーのミーティングをもっている。参加…

ドメスティックな会話では

慶応大学の名誉教授、村田昭治さん。「若手の経営者はインターネットを駆使して、持ち前の語学力で世界に広がるキーマンたちとグローバルな会話を続け、ディベートも得意で活発な議論をしているように思えた。皆さんが異口同音にいうのは、ドメスティックな…

世界との距離感

日経ビジネスから。「『世界との距離感を測らなければならない』とトヨタ会長の奥田碩がインターナショナル・アドバイザリー・ボード(IAB)を設立したのは1996年。奥田はかねてIAB以外にも公私で人脈を広げ、ビックスリーとの間合いや国際政治、…

遊びと人間

フランスの思想家ロジェ=カイヨワは、その著書『遊びと人間』の中で遊びを4つに区分している。その4分類とは、(1)競争(アゴン):運動競技、ボクシング、チェス、(2)偶然(アレア):じゃんけん、くじ、(3)模擬(ミミクリ)子供の物真似、人形…

人脈をどう形成するか

『人脈づくりの科学』の著者安田雪さんは優れた人脈をつくる上で大切な点として3つを挙げている。(1)遠くの人と仲良くせよ。(2)異なる社会の人と交われ。(3)人脈の形成は自然に任せず、自ら調整せよ。なのだそうだ。「いつも新しい人と知り合うチャ…

個人の使命

「ほとばしるようなエネルギーを発散させ、『ねっ、面白いでしょ』というセリフを何度も口にして相手を引き込む」「何か面白いことをしでかしてやろうという底知れないパワー」「『人と違った面白いエンターテインメントを自分の手で実現させてみたい』とい…

為せば成る

高校一年の時から我が座右の銘は「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」なのだが、それが江戸時代に米沢藩の藩政建て直しを行った上杉鷹山公の歌だということを、はずかしながら昨日テレビを観ていてはじめて知った。1961年…

本当に面白いのは

「このごろ どうされてますか」/わたしの問いに あなたは叱られた子のように頭を掻き/「毎日家に居て やることがなくて困ってますよ」/「絵はいかがです」/「前ほど面白くなくなっちゃった」/「ゴルフは」/「これも おもしろくない」/「じゃ 何が面白…

「えらさ」とは何か

本田宗一郎さん。「では、われわれのえらさは何だというと、いかに世の中に貢献したのかというのが尺度になってくると思う。かつての天皇陛下がえらいとか、大臣がえらいとかいうことじゃなくて、その貢献した度合によってえらさが決まる。社長というのは役…

従業員の充実こそ

京セラの稲盛和夫さんへの日経ビジネスインタビューより。「当社は中小零細で始まった企業でもあり、第一に株主に貢献しようとは言っていません。従業員の物心両面の幸せを実現し、社会への貢献を果たす、ということを企業の目的に掲げています。これはニュ…

アメーバと満足感

京セラの稲森さん。「リーダーも大事だが、末端の従業員まで私と同じように行動してくれれば、もっと確実だ、ということです。そこで、組織を小単位に分けて採算を管理する『アメーバ経営』と、社員の行動基準になる『京セラフィロソフィー』を作りだしたん…

企業経営理念の伝承

セコムの飯田亮会長は、理念を語り続けて「やっとわかってきたな」と思うまでに4年かかったという。理念研修は「毎年1200人が受ける。会社が成長しても、売上の一定比率は恒常的に理念教育に回さないと駄目だ。この投資を無駄と思ったら劣化する」のだ…

燃える闘魂

アントニオ猪木ではなくて、稲盛和夫さんの京セラ・経営の12箇条の一つ、「燃える闘魂」について。「徒手空拳で始めたKDDIも、いつ社員を路頭に迷わせるかもしれないという危機感があり、私の闘争心に火をつけました。当時は昼夜なく働きましたね。寝る間…

経営の12箇条②

京セラの稲森経営12箇条続き。「⑧売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える。ー入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益はあとからついてくる。⑨値決めは経営ー値決めはトップの仕事。お客さまも喜び、自分も儲かるポイントは一点で…

八方にらみの竜

彼岸のお墓参りのついでに、妙心寺というお寺に行った。個人的なことながら、お墓は京都にあるのである。妙心寺は、京都の右京区花園にある臨済宗のお寺であって、狩野探幽法眼守信の描いた雲龍の天井画が見事であった。説明によると、龍は空想上の動物だか…

管理と経営

パイオニア会長・松本冠也さんの言葉。「組織が大きくなると、「管理」することが必要になってきますが、それは、「経営」することと同じ意味ではありません。経営とは、世の中にとって何か新しい価値を生み出すことであり、管理の目的は現状を維持すること…

理解と楽しみ  

初めてJリーグの試合を観にいった。ガンバ大阪対ヴェルディ東京1969で結果は1-3でガンバの完敗。解説を読むと、ヴェルディの守備重視からのカウンターに敗れたということらしい。まあ中学高校と体育の授業がサッカーだけだったので、ルールなどはわかるのだ…

自信を育む公式

ナポレオン・ヒルさん。「1.私は人生の明確な願望・目標を達成できるだけの脳力を持っている。従って、私はどんなことがあっても忍耐強くそれを追求していく。このことを、私は自分自身に対して約束する。2.心の中で強く願えば、それはいつの日か必ず実…

理解と楽しみ  

9月はなんと、入社以来はじめて一ヶ月間まったく飲み会のない月であった。まあ、いまの仕事環境が飲み会と縁遠いこともあるのだが、以前に戯れに計算したときは週に2回の計算だったものが、こう何もないとなるとなんとも寂しい。基本的に自分からは酒を飲…

幸福な読書  

「精霊の守り人」など、守リ人シリーズで小学生を中心に人気のある児童文学者、上橋菜穂子さんの講演を聞きにいった。文化人類学者としても大学の助教授をしている方なのだが、講演の中で、図書室から借りてきた本を、紅茶とクッキーを部屋に持ち込んで、心…