2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

握手と挨拶で職場を変える

日経ビジネス記事より。「アウディジャパン社長のドミニク・ベッシュ氏は就任以来、オフィスを毎朝回り、挨拶をしながらその場にいる従業員全員と握手している。『社員が一丸になれる仕組みが必要』と考え、横串のチームを組ませてのグループ活動と、全社研…

余暇の4つの機能

橘木俊詔さん。「余暇には大別して、次の4つの機能がある。即ち、(1)休息:明日に気持ちよくかつ効率的に働くために、前日の夜は静かに休息をとって英気を養う。(2)気晴らし:そもそも労働は苦痛を伴うのであるから、その苦しみを忘れるためにスポー…

目標を視覚を通して反復

田中得夫さん。「夢は実現します。成功は夢見ることから始まります。ただ子供の時のように、潜在意識に簡単に刷り込まれるようなことは期待できません。ですから、それを補う方法として、我々の場合は、意識的な反復によって常に夢、目標を思い続けるように…

小学生の時の夢を

田中得夫さん。「佐渡裕氏がベルリン・フィルの指揮者に指名され話題になっています。佐渡氏は幼児の時、母親から音楽の楽しさを触発され、小学生の時に先生から、“君は音楽が大好きだし、体がデカいから、世界を舞台に活躍するような音楽家になるのが似合っ…

余暇観も変化を遂げる

橘木俊詔さん。「16世紀、トーマス・モアの『ユートピア』では、余暇を快楽に費やすのではなく、自由な時間を精神の高揚と教養の向上に努めることが望ましいと主張された。すなわち、酒場、売春場、賭博場などのない社会が理想で、娯楽はせいぜい散歩か読書…

時代で異なる余暇観

橘木俊詔さん。「余暇とは、働くことと、人間生活に必要なこと(眠る・食べるなど)以外の自由な時間である。(古代ギリシャでは)自由時間を娯楽や遊びに使うことは望ましくなく、知識を深め思索に励むことで余暇を過ごすべきと考えた。一方、古代ローマで…

完全な委任の五事項

スティーブン・コヴィーさん。「完全な委任は、手段ではなく結果に焦点をあわせている。手段を選択する自由を相手に与え、結果に責任を持たせるのである。当初は、ほかの方法よりも時間がかかる。しかしこれは、のちに何倍もの利益を上げるための投資と考え…

使い走りの委任

スティーブン・コヴィーさん。「私たちが目標を達成するには二つしか方法はない。時間を投入して自分で実行するか、ほかの人に任せるかのどちらかである。自分で時間を投入する場合は『能率』を考え、人に任せる場合は『効果』を考えるべきである。多くの人…

一度仕切り直しをする

林成之さん。「言葉だけでなく、否定的な考えも回避しなければいけません。例えばゴルフを例にとると、スイングをしようとした瞬間『もしかしたら右に曲がるかも』『右にまがったら嫌だな』と不安がよぎったとします。そう思ったとたん、それまでどんなに真…

念ずるのでなくワクワクと

浅見帆帆子さん。「かなったところをイメージするというのは、『絶対こうなるように! 何がなんでもこれが実現するように!』と、念じるという意味ではありません。あなたの心が楽しくなるようにイメージするということです。『念じる』というのは、心のどこ…

実現したときの気持ちを想像する

浅見帆帆子さん。「夢ができたときに、『それがかなったところをイメージすると良い』とよく言われますが、この時大切なのは、実現したときの『気持ち』を想像することです。あなたの感情として深く感じること。その夢が実現したときのうれしさ、喜び、達成…

否定語は組織を弱体化する

林成之さん「リーダーになくてはならない条件は、『決して否定語を使わないこと』です。なぜ否定語を使ってはいけないのでしょうか。もし好きな情報が入ってくると即坐核は興奮し、『好き』とレッテル貼りをします。その情報は、前頭前野とドーパミンA10…

自分の国を応援する本能

林成之さん。「(自己保存、種保存に加え)人間は同種既存の遺伝子を持っています。学校に入学するとその学校が好きになる。自分が日本人でもかりにアメリカで生まれたとするとアメリカが自然に好きになる。これらは、同種既存の遺伝子が組みこまれているか…

することを楽しむ

杉山愛さん。「嫌だと思えばすべてが嫌になってしまう。けれど、これが自分の人生なんだと思って『ここでうまくやっていくにはどうしたらいいんだろう?』と考えた時、『まるごと楽しもう』と思うようになりました。仏教に『遊戯(ゆうげ)三昧』という言葉…

勝敗にこだわりすぎない

杉山愛さん。「心に不安があった時には、『その原因は何だろう?』と、必ず自分に問いかけました。例えば、練習で1つのショットに納得できないままでいたら、必ず不安要素として残ります。ですから、もう大丈夫と思えるまで徹底的に練習する。そうやって技…

判断の速さとメンタルの強さ

杉山愛さん。「現在の世界のテニスを見ていると、トップ50に入ってくる選手は技術面ではそう大きな違いはありません。では、どこで差がつくのか? それは、『判断の速さ』と『メンタルの強さ』です。ポイントごとに、ショットごとに、相手と自分の状況を考…

願っておいて忘れる

甲野善紀さん。「野口晴哉先生が言われていましたが、『願い事というのは、願っておいて忘れること』、『思って・忘れる』、これが大事だということです。自分でこう言っておいて、そのことにこだわっているとダメなんです。野口先生の『念ずれば通ず』の方…

小成が大成を妨げる

甲野善紀さん。「『念ずればこうなる』というのは、ある面ではそうなのですが、安易に捉えるとつまらないことになってしまいます。予め自分で思い描けるような状況なんてつまらない。本当にクリエイティブな発展というのは、想像を越えているものです。例え…

マネできないブラックボックス

松井忠三さん。「無印の原点は、『やらないこと』です。それが『らしさ』です。最後は誰にもマネできないブラックボックスを持っているか、会社の強さの源泉はそこに尽きると思います。そのために必要なのは、『自前化』です。オープンリソースなど、外部の…

結果を意識するのではなく

林成之さん。「九回裏、二死満塁、得点差は1点という状況では、ピッチャーはバッターを打ちとるという結果ではなく、打ちとるためのボールをどう投げるか、あるいは自分が自信を持っているボールをどう投げるかに気持ちを集中させることです。結果を意識す…

短い1フレーズの気合い

平尾誠二さん。「(実践するのはトップからリーダー、そしてメンバーへの連鎖があるピラミッド型)自分の下には5〜6名のリーダーがいますが、全員を集めて『頑張れ!』と言えば、『はい!』と答えるに決まっている。だから、『お前、どうなんや』と、1対…

自信と不安の連鎖

平尾誠二さん。「チームは、一人一人が能動的に動ける集団であるべき。指示しなくても、無意識の内に『チームのために何をすればいいのか』『自分の行動がチームにどんな影響を及ぼすのか』を考え、動けるようになること。そうやって個人が成熟していかない…

条件と数字を関係づける

小宮一慶さん。「数字力が高まると目標達成力が高まるのは、具体化することにより、目標達成からの逆算が可能になるからだと私は考えています。逆算力、つまりゴールまでのプロセスを描く力が増えるからです。ジャック・ウェルチがGEにいたとき『ストレッ…

聖なる天蓋

内田樹さん。「分析的な意味での『父』は世界中のあらゆる社会集団に存在する。『父』とは『聖なる天蓋』のことである。その社会の秩序の保証人であり、その社会の成員たち個々の自由を制限する『自己実現の妨害者』であり、世界の構造と人々の宿命を熟知し…

日常生活の細部で手を抜かない

内田樹さん。「僕たちの世界には理由もない壮絶な暴力や邪悪なものが確かに存在する。そういうものに僕たちはほんとうになにげなく角を曲がったとたんに出くわしたりする。それがもたらす被害を最小化するためにも、日常生活の細部で決して手を抜いてはいけ…

苦しまなければ楽しみは得られない

NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」から三浦和良さん。「カズがどんな時でも微塵も力を抜かないのには、一つの哲学がある。『試合でいいプレーをするためには、何かで苦しまなければ楽しみは得られない。物事いいかげんにやったら全然楽しくないし、…

攻略不能な構造

内田樹さん。「相対的な勝ち負けに拘泥する人間が必ず絶対的な価値を持ちだしてくるっていう構造は、それに嫌悪感を抱くのもやっぱり同じ。相対的な関係を決するのに絶対を持ってこられちゃうと、負けているほうの人が『そういうのは好きじゃない』っていく…

相対的な勝ち負けしか

内田樹さん。「だいたいね、『これは絶対にナントカだ』なんて言う人ほど、相対的な勝ち負けしかみてないんですよ。『正しいのは俺だ』『こうでなきゃいけない』とか、絶対的なことを声高に言う人ほど、目が向いているのは自分のすぐ近くにいる人間との相対…

自己意識という煩悩が反転

玄侑宗久さん。「煩悩そのものが、『宇宙意識』へ拡大する噴射力になるっていうのも、なんだかイイでしょ。だって煩悩がなかったら、戒律も意味がない。戒律によって実現する禅定も、禅定によって得られる智慧も、煩悩あってこそ到達できるものなわけですよ…

宇宙との一体化を実現

玄侑宗久さん。「人類の中で、その宇宙との一体化を実現したのがお釈迦さまとかイエス・キリスト、あるいは老子とか、空海なんかも入るんじゃないかと思うんです。空海は宇宙と一体化した状態での智慧を『法界体性智(ほっかいたいしょうち)』と言い、また…