ドーパミンの光と闇

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樺沢紫苑さん。「ドーパミンには、光と闇の部分があります。ドーパミンは、『自己成長物質』です。何かを頑張って成果を出したときに、『やった!』という達成感が得られます。『また、次も頑張ろう!』という気持ちになって、さらに難しい仕事や課題にチャレンジし、また結果を出していく。これを繰り返すことによって、人間は成長していきます。もっともっとという感情とやる気、モチベーションを引き出してくれるのです。しかし、ドーパミンは出せば出すほどよいという単純なものではありません。『闇』の顔として依存症の元凶になります。お酒を飲んで幸せになるのは実に簡単。人間は『楽』『簡単』『たやすい』ほうに流されやすいので、努力して結果を出して得られる幸せよりも、今すぐ手に入る幸せ(快楽)へと向かいやすいのです」もっともっと。

身なりは人を作る

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ローランドさん。「身なりは、人を作ると思っている。だから常に、しっかりとした恰好でいることを意識している。数年前の正月、俺は実家で家族と過ごしていた。5日間ほど髪をしっかりセットすることも、ジャケットを着ることもなく、ただのんびりジャージを着て、寝癖のまま、家で過ごしたのだ。そして、休み明けの出勤日。いつものようにタキシードに袖を通し、鏡の前に立つと、どうもおかしい。どこかボヤけている。顔もどことなく覇気がなく、スーツを着ているというより、スーツに着られている。そう、俺は休みにだらけてジャージで過ごしている間に、いつの間にかジャージが似合う男になってしまっていたのだ。その時、確信した。だらしない生活をすると、そういう生活や格好が似合う人間へと、知らないうちに変わっていってしまうと」改めようっと。

囚人のジレンマ競技会

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ロルフ・ドベリさん。「囚人のジレンマ競技会で勝利をおさめたは、『しっぺ返し』と呼ばれる戦略だった。一手目は相手と協調し、それ以降はしっぺ返しの要領で相手の出した手をそのままコピーして返すという、とても単純な戦略である。たとえば、私が最初の一手で協調したあと、相手が同じように協調で返してきたなら、私は次の手でも協調する。反対に、相手が協調せず私を裏切ろうとしてきたら、次は私も裏切る。相手がその後また協調したら、私も次の手ではまた協調する、といった具合である。この『しっぺ返し戦略』が、囚人のジレンマ競技会においてもっとも勝利をおさめた。動物の世界で起きていることは、これとまったく同じ行動だ。進化の過程で『しっぺ返し戦略』を行わなかった仲間は、遺伝子を残すことができなかったのだ」しっぺ返しが最強。

子供をなだめるように

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北川貴英さん。「また、怒る人に何らかの対処をする時は、子供をなだめる大人のような落ち着きをもって対処するよう心がけます。攻撃性の根底にあるのは、恐怖心です。いくら大人で強そうに見えたとしても、怒りに駆られているということは、恐怖心に支配されてしまっているということを意味します。それは、その人が秘めていた幼児性が表面化した状態ということもできるでしょう。こうした相手をさらに恐れさせてしまうと、かえって状況を悪化させてしまう可能性があります。それを避けるにはできるだけリラックスし、泣きじゃくる子供をなだめるような態度で接するようにするのです。そのためには突発的な動きや厳しい物言いなど、相手を驚かせ、さらに緊張させるような振る舞いは極力避けたほうが得策でしょう」普段から相手を観察しておくこと。

怒る相手と距離をとる

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北川貴英さん。「威嚇とは、相手が動揺しなければ成立しません。つまりいくら威嚇してもリラックスしている人に対しては通用しないのです。だからこそ、こっそりとブリージングをして冷静さを保とうとすることそのものが相手のペースを崩し、主導権を握るための攪乱作戦となるのです。『恐怖心を抑えるために呼吸の次にできることは、距離をとることだ』コンスタンチンはそう教えています。そのための方法は2つ。一つ目は、相手から遠く離れて物理的な距離を置くというもの。何らかの事情でそれができない場合には、相手と精神的な距離をとるようにするのです。そのための方法は『観察』です。情報収集に努めるのです。一歩引いた客観的な視点を保とうとすることで、相手と精神的に距離を取り、恐怖心を軽減させることができるのです」距離をとろう。

秘書問題

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ロルフ・ドベリさん。「100人の応募者がいて、面接が終わるごとに採用するかどうかを決めなければならない。この秘書問題の適切な解法は、ひとつしかない。まず、最初の37人は、面接はしても全員不採用にして、ひとまずその37人の中でもっとも優秀な女性のレベルを把握する。そしてその後も面接を続け、それまでの37人のうちもっとも優秀だった人のレベルを上回った最初の応募者を採用するのだ。この方法をとれば、優秀な秘書を採用できる確率は非常に高くなる。採用を決めた女性は、100人いる応募者の中で最高の秘書ではないかもしれないが。統計的にこの方法を上回る結果は出ない。37とは、応募者数である100をe(=2.718)で割って求めた人数である。沢山の選択肢を試すことが重要なのだ」最初の37人に飛びぬけて優秀な人がいたら、どうなんでしょうね?

逃走でも反撃でもなく

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北川貴英さん。「『逃げる』を選択すれば、威嚇が成功したことになりますし、『反撃』であればさらに強く反撃するか、さもなければ威嚇をやめて譲歩することになるでしょう。威嚇する側は意識的にせよ、無意識にせよ、こうした展開を想定した上で威嚇をしています。ですから感情的に『逃走』もしくは『反撃』のいずれかの行動をとってしまった時点で、すでに主導権は奪われ、相手の術中にはまってしまっているのです。それを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。コマロフは次のように教えています。『思考とは恐怖です。相手に考えさせることができたということは、相手に恐怖をつくりだしたということです』威嚇をする者をちょっとした混乱に陥れ、考えさせる。まるでかみあっていない答えを返すことで、『未知の恐怖』を創り出す」第三の道