初心忘れるべからず

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安田登さん。「世阿弥が書いた『初心忘れるべからず』の、『初』は『衣』偏に『刀』です。着物を作るために布地に刀を入れるということを意味します。衣を刀で裁ち切る、それが『初』です。着物を作るために、まっさらな反物に鋏を入れる。もったいないし、失敗の可能性を考えると怖くもある。だが、それをしなければ着物はできない。だから勇気をもってバッサリいく。そのような心で、自分自身をバッサリ裁ち切って、新たな自分を見つけていく。それが『初心』です。古い自分をリセットし、常に新しい自分に出会っていく、そんな気持ちを持ち続けることを世阿弥は提唱します。世阿弥は『時々』の初心忘れるべからずといいます。人生にはさまざまなステージがある。男性はよほど自覚的に迎えないといつの間にか各ステージをやり過ごしてしまう」リセット。

負け酒は飲まない

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町田康さんの著書『しらふで生きる 大酒飲みの決断』の影響もあるけれど、酒を控えようと決意した。と書くと大酒豪のようだが、もともとアルコール分解酵素が少ないのか量を飲めない。つきあいでの酒は好きではあるけれど、それから、ワインや日本酒やウイスキーやカクテルの美味しいものは美味しくて人生のひとつではあるのだけれど、その飲み方として、いままでは憂さ晴らしというか、やけ酒というか、習慣的に家で飲みだすと毎日寝る前に飲んでしまっていたので、それを断ちましょうということ。ただし、人さまから頂戴したものは断酒ではないのでいただくし、負け酒じゃなくて、祝杯というか、いいことがあったときには気分よくたしなむのはよいとしたい。といっているとずるずるいきそうだが、本日の決意としては、2年間ほど負け酒は飲まずにいく。

主人公にどう影響するか

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リサ・クロンさん。「よくある落とし穴なのだが、作者は主人公というものを、本質的には読者には触れられない存在として書きたがる。こういう作者は、起きた出来事を書くことが、物語を書くことだと勘違いしている。本当の物語とは、起きたことが主人公にどう影響するか、そしてその結果、主人公がどうするかを書くものだ。物語の中のものはすべて、主人公がそれに受ける影響に基づいた感情的な重要性や意味を持つ。主人公に影響を与えないなら、たとえそれがローマ帝国の誕生、衰退、滅亡の話であっても、まるっきり中立の話になってしまう。するとどうなるか? 中立は読者を退屈させる。中立なものは要領を得ないばかりか、脱線の原因になる。だからこそ主人公は、どんな場面でも、読者が即座に理解できるような反応をしなくてはならない」影響を。

炎に代数を加えたもの

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リサ・クロンさん。「読者の心をとらえる物語を書くには、たえず読者の神経系統が期待するものに応えなければならない。アルゼンチンの作家、ホルヘ・ルイス・ボルヘスが『芸術とは炎に代数を加えたもの』と言ったのもこのことだろう。『炎』は、書き手には確かに重要なものだ。情熱は執筆を駆り立て、自分の言いたい何か、人と違う何かがあるという刺激的な感覚を与えてくれる。だが、瞬時に読者を魅了できる物語を書くためには、情熱だけでは足りない。こうした情熱、炎で読者の脳を焚きつけるには、まず物語の基礎となる潜在的な枠組みがなければならない。この枠組みがないと物語は読まれない。そしてこの枠組みを持つ物語なら、どんなに頑なな読者の度肝も抜くことができる。物語創作にはアイデアや言葉の選択以外にも大事なものがある」代数部分。

機会あるごとに目標確認

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原田隆史さん。「指導したスポーツ選手の話です。彼は遠征先のホテルに入ると最初に必ずベッドの上の天井に夢・目標を書いた用紙、写真を貼ります。同様に自宅のベッドの上の天井にも用紙や写真が貼ってあります。寝る前に必ず夢・目標を再確認し、未来へのイメージを潜在意識に落とし込み、眠りにつくためなのです。そして、一日の新たなるスタートである起床時に必ず夢・目標を見ながら目覚め、輝かしい未来の姿を再確認するのです。もし、彼が、目標を書いたシートを机の中にしまっておいたらどうだったでしょう。疲れて何も考えずに寝入ってしまうことも多いでしょう。天井に貼るだけでなく、彼は、手元には常に未来のシナリオ=目的・目標設定用紙を置き、機会あるごとに目標を確認し、行動を修正しました」常に持ち歩き、朝夕目にすること。

神経回路が物語を求める

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リサ・クロンさん。「物語は人間の進化にとって重要なものだ。脳科学の進歩により、人間の脳には物語に反応する神経系統が組み込まれていることがわかっている。よくできた物語がもたらす喜びとは、人間が物語に注意を向けるよう誘い込むための、自然の手だてなのだ。つまり人間は、世界の動きを教えてくれる物語に反応するように出来ている。誰にだって、高校時代の歴史の先生がドイツの君主の名を懸命に暗唱するのを聞きながら、つい眠気を誘われた経験はあるだろう。人がノンフィクションよりフィクションを好みがちなことも、そう考えれば驚きではない。歴史書よりも歴史小説を、無味乾燥なドキュメンタリーよりも映画を好む人間は多い。それは人間が怠け者だからではなく、人間の神経回路が物語を求めるように出来ているからだ」物語の重要性。

思いは枯れる夢は腐る

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原田隆史さん。「本当に夢を叶えたいなら、まず目標設定。ゴールを決めて、それに向かってのシナリオ(ストーリー)をつくることが成功の第一歩だとお話ししました。しかし、ただシナリオをつくっても、それを放っておいてはダメです。『思いは枯れる、夢は腐る』と私はいつも言うのですが、日本一になりたい、なりたい、なりたい、という思いはやっぱり手入れしていかなかったら枯れてきてしまう。『日本一になるぞー』とわあっーといって、でもそれっきりにしてしまったら、やはりそういう夢は腐ってしまい、叶いません。とにかく、人の思いとか、人生の目標というのは、一回作っただけで放っておいたらいけないのです。常に丁寧に手入をしないと、思いは枯れ、夢は腐ってしまうのです」常に自分のそばにおいて、丁寧に手入をして、大切に育てること。