2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

神聖な瞬間

前野隆司さん。「『肯定的自己記述』では、呼吸に集中し、自分のことについてポジティブに記述することで幸福度を高めます。『自己愛訓練』は自分を大事にすること。『楽観+計画』。未来の出来事を楽観的に捉えることは幸せに通じます。また、将来起こりう…

過去も未来も前向きに

前野隆司さん。「「感謝の気持ち」や「利他の気持ち」が大事だということです。続いて、「過去と現在の出来事を前向きにとらえること」と、「未来の出来事を楽観的にとらえること」の2つがあります。過去の楽しかった思い出、嬉しかった思い出は、思い返す…

やってみよう!

前野隆司さん。「『自己実現と成長』の因子。「コンピテンス(私は有能である)」「社会の要請に応えている」「私の人生は変化、学習、成長に満ちている」「いまの自分は本当になりたかった自分である」に関係する。コンピテンスは、他人に打ち勝つことによ…

楽しかった日々を味わう

前野隆司さん。「ユディト・モスコビッツ教授のポジティブ感情を高める方法。①ポジティブなイベントに気づくこと。②わくわくするようなイベントを企画すること。③感謝を忘れないこと。④心静かに瞑想すること。⑤ネガティブな過去のことをポジティブにとらえ直…

達成・その為の努力

前野隆司さん。「『PERMA』5つ目は、「A」達成です。何かを達成することのみならず、達成のために努力している姿勢も含めてAccomplishmentだと、セリグマンはいいます。何かを成し遂げる、あるいはその為に一生懸命頑張っている状態の人は幸せということで…

他者・意味・達成

前野隆司さん。「マーティン・セリグマンの『PERMA』3つ目は、「R」、他社との関係性です。人間は、独りだとロンリネス(孤独状態)になり、幸福度が低い傾向にあります。一方で、ソリチュード(孤高)という概念もあります。この状態では特に幸福度は低くな…

PERMAで幸せ

前野隆司さん。「ペンシルバニア大学教授のマーティン・セリグマン氏は、有名な『PERMA』を提唱しました。「ポジティブ感情(Positive Emotion)」、「何かへの没頭(Engagement)」、「人との関係(Relationship)」、「生きる意味(Meaning)」、「達成(A…

むしろ意識を集中

オリバー・バークマンさん。「肉体的な苦痛に直面したとき、人は本能的にその感覚から気をそらそうとする。ヤングも最初はそうだった。凍てつく水が肌を刺すたびに、何か別のことを考えようとしたり、意志の力で冷たさの感覚を消そうとしてみた。目の前の現…

ツイッター廃人

オリバー・バークマンさん。「僕自身、典型的なツイッター廃人だった時期がある。実際に画面を見ていたのは1日2時間程度だったと思うけれど、それよりはるかに長い時間、僕の意識はツイッターに支配されていた。ジムで運動しているときも、料理をしている…

注意に値段

リバー・バークマンさん。「アテンション・エコノミーとは、人々のアテンション(注意・関心)に値段がつけられ、SNSなどのコンテンツ提供者がそれを奪い合っている状態のことだ。ネット上に溢れるコンテンツは、興味のないことに無理矢理注意を引きつけ、僕…

注意力にも限界がある

オリバー・バークマンさん。「時間と同じく、注意力にも限界がある。ヒトが外部からの刺激によって注意を奪われるように進化したのは、その方が生存に有利だからだ。意識しなくても自然に入ってくる情報がなければ、人間は生きていけない。脳科学者はこれを…

注意力は人生そのもの

オリバー・バークマンさん。「注意力は、『限りある資源』だとよくいわれる。心理学者のティモシー・ウィルソンによると、僕たちが意識的に注意を向けることができるのは、脳内に氾濫している情報のうちわずか0.0004%程度だそうだ。でも、注意力を『資源』…

人数よりも多様性

前野隆司さん。「人を喜ばせる、私を大切に思ってくれる人がいる、人生で感謝することがたくさんある、日々の生活で他者に親切にし、手助けしたいと思う、などの要素から『つながりと感謝』の因子、「ありがとう!」因子は成り立っている。日常生活の中で、…

前向きと楽観

前野隆司さん。「『前向きと楽観』の因子は、別名『なんとかなる!』因子。『楽観性(わたしは物事が思い通りにいくと思う)』『気持ちの切り替え(失敗や不安な感情をあまり引きずらない)』『積極的な他者関係(わたしは他者との関係を維持できる)』『自…

好奇心という特効薬

前野隆司さん。「自己実現と成長を果たすための鍵のひとつは、『好奇心』を持つことである。好奇心は幸福度に比例することが知られている。好奇心の高い人は幸せで、好奇心の低い人は不幸せである傾向が高い。好奇心が低い状態だと、なにをするにもやる気が…

『オタク』を目指す世界

前野隆司さん。「みんなが『やってみよう!』と思う社会をわかりやすく表現すると、みんなが『オタク』を目指す世界だ。やりたかったことを実現していくうえでは、『目標』を持ち、それを達成する人は幸せであることが知られている。セリグマンも、『なにか…

『ありのまま』探し

前野隆司さん。「戦うゲームを選べるようになった大学高学年の頃から、『勝てるゲーム』だけをするようにしたのだ。わたしは、負けず嫌いであるのみならず、目立ちたがりの面もあった。いわば、自意識過剰である。目立ちたがり屋なのも、自分と他人を強く比…

優先度『中』を捨てる

オリバー・バークマンさん。「パイロットは、『どうすれば、うまく人生の優先順位をつけられますか?』と尋ねた。バフェットはこういった。『人生でやりたいことのトップ25をリストアップし、それを最も重要なものから重要でないものへと順番に並べてみなさ…

自分の取り分を確保する

オリバー・バークマンさん。「(お金と同じく)時間についても、まず自分の取り分を確保しないと、どんどん他のことに時間を使ってしまい、本当に大事なことができなくなる。絶対に余らないのだ。本当にやりたいことがあるのなら(創作活動でも、恋愛でも、…

ビッグロックの法則の嘘

オリバー・バークマンさん。「『ビッグロックの法則』をご存じだろうか。最初に言い出したのはスティーブン・コヴィーだが、これが生産性オタクのあいだで大人気になり、現在に至るまでさまざまなバージョンでうんざりするほど語り継がれている。ただし、こ…

何を先延ばしにするか

オリバー・バークマンさん。「限られた時間ですべてをやろうとするのではなく、(そんなことは不可能だ)やらないことをいかに選ぶか。どうやって心安らかに物事をやらないか。結局のところ、僕たちは上手に先延ばしするスキルを学ぶべきなのだ。人生は先延…

便利が最善とは限らない

オリバー・バークマンさん。「便利であるとは、要するに手軽なことだ。でも手軽なことがつねに最善であるとは限らない。例えば、オンラインで誕生日カードをカスタマイズして発送できるサービスがある。自分の目で実物を見たり、自分の手でさわったりする場…

忙しさも先延ばしも

オリバー・バークマンさん。「自分の時間は、あまりにも短い。その事実を直視するのは怖いことだ。そんな現実を直視したくないから、僕たちは全力で現実を回避する。まるで何の制約もないように、非現実的な幻想を追い続ける。完璧なワークライフバランス、…

マルチタスクの誘惑

オリバー・バークマンさん。「そうするうちに、やがてマルチタスクの誘惑がやってくる。同時に2つのことをやれば、同じ時間で2倍の成果が出せるという理屈だ。ニーチェは、1887年の時点で早くもマルチタスクに警告を発している。『昼食をとりながら新聞で…

時間を使うようになり

オリバー・バークマンさん。「時間の発明によってすべてが悪くなったわけではないし、中世の農民の生活に戻ろうと主張するつもりも全然ない。でも僕たちは、ある閾値を超えてしまったのだと思う。時間はもともと、生活が繰り広げられる舞台であり、生活その…

仕事時間中に別のこと

オリバー・バークマンさん。「ルイス・マンフォードは、産業革命は、時計なしではけっして起こらなかったという指摘をしている。18世紀後半、イギリスの農民たちは都市部に移り住み、工場で働く労働者になった。工場のオーナーたちは、労働時間を効率的に管…

深い時間を生きる

オリバー・バークマンさん。「農民の暮らしはけっして楽ではなかった。でも彼らは、日々の暮らしのなかで、神々しく輝く瞬間を知っていた。リチャード・ロールはそれを『深い時間を生きる』と表現している。夕暮れどき、クマやオオカミにまぎれて、森の中で…

マジックナンバー3

橋本之克さん。「『3』は日本や世界において『マジックナンバー』とも呼ばれる特別な数字です。3つ未満では、十分でない、網羅されていない印象を与えます。逆に4つ、5つと選択肢が増えると共に、個々の要素を把握しにくくなっていきます。3つの要素の…

保有効果と損失回避

橋本之克さん。「『保有効果』は、自分が保有する物に高い価値や愛着を感じ、手放したくないと感じる心理現象です。人は無意識に、『手放すことを損』『手に入れることを得』ととらえるのです。すると、『損失回避』によって手放すことを避けます。それはす…

上機嫌という贈り物

矢野和男さん。「アランはその有名な『幸福論』において、意志を持って機嫌をよくし、自ら喜びをまわりに広めることの重要性を繰り返し強調している。たとえば、『悲観主義は気分に、楽観主義は意志による』もので、『上機嫌という贈り物は、やりとりするこ…