2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

贈り物の極意

お祝いを贈るとき、2000円の予算だったら何を選ぶか。「贈り物は相手に心が通じるものでなければいけない。相手の趣味もある。だが、一番大事なことは、相手が使いたいものでなければいけない。2000円で買える最高の品物を贈りなさい。つまり、20…

デフレ時代の楽しみ 

朝、去年の自治会のバザーで500円で手に入れたエスプレッソマシーンでカプチーノを入れ、フリーマーケットで入手のフリスビー(10円)とブーメラン(20円)で子供達と遊び、夕食後には今年の自治会のバザーでただで譲って貰ったエアホッケーゲームで家…

カンを養う

「10年間社長として陣頭指揮して思うことは、トップには『カンと勘定』が必須だということです。勘定とはカネを儲けることができるかどうかであり、カンとは混沌とした経営環境の中でいかに自社に適合した事業を展開できるかどうかを判断する力です。その…

彼我の差

「仕事の傍ら、財務、鉄鋼、エネルギーなど、商社ビジネスに関連するあらゆる分野の専門書を読みあさった。チャイの自宅の本棚には、金融からエレクトロニクスまで、幅広い分野の専門書が並び、オフィスのデスクの上には、日米両国の新聞、雑誌が崩れんばか…

委任と責任

ソニー出井さんのインタビューから。「久多良木さんがソニーの中で大きくはじけるには、SCEの枠を超えて、ソニーという大きな舞台で人に仕事を任せ、自分が直接にコントロールできないことに関しても、責任を取らなければなりません。これができるかでき…

厳しさがチャンスを与える

ジャズピアニスト秋吉敏子さんの言葉。「私はたぶん世界で一番遅い作曲家だ。それでもあきらめないで懸命に考えれば満足のいく曲ができるという信念がある。『自分に厳しすぎる』とよく言われるが、自分に厳しくすることは自分にチャンスを与えること。厳し…

花実相兼

紀貫之が「花実相兼」ということを言っているという。花は表現、実は内容。芸術において、内容と表現方法が兼ね備わっている状態であるらしい。同じような優れた力量とバランスを持っているべし、ということであろうと思う。ビジネスで言えば、実はビジネス…

左遷の哲学

将棋の中原誠さんは、無冠に落ちた時に『左遷の哲学』という本を読んで二つの大きな教訓を得た。「そのひとつは、自分なりにプライドを持ちながらチャンスを待つことであり、その二はふだんの勉強をおこたるな、でなければチャンスが訪れても捕まえることが…

芸術の三割理論  

期待していた大植英次指揮大阪フィルのブラームスの二番だったが、残念ながら(第四楽章はともかくとして)個人的にはあまり良くなかった。管楽器がどうもしっくりこない。森毅さんが歌舞伎などの出し物は三割よければ良しとせよ、と言っていたがこれは至言…

読書の秋 

川上弘美さんの『光ってみえるもの、あれは』を読んだ。うまいなぁ。宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー』も楽しめた。宮部さんは高校の同級生の編集者には「スティーブン・キングのパクリもある」と評判がわるいのだが、筆力としてはやはりなかなかだ…

映画の秋

遅ればせながら、劇場で「めぐりあう時間たち」を観た。いやあ、良かったですねえ。ビデオで観た中で最近のヒットはこれまた遅ればせながら「ニュー・シネマ・パラダイス」であります。ところで、映画のタイトルの映画の中での登場の仕方というか、からめ方…

ハピネス

六本木ヒルズの森美術館開館記念展「ハピネス:アートに観る幸福への鍵」を観てきた。通常は「ゴッホ展」など画家ごとやせいぜい「印象派展」など同じ傾向のものを集めた美術展に慣れた身にとって、今回の展覧会は刺激的で面白く、キュレーターの力量という…

急がば回れ

ミシュランのレストランガイドというのがあるが、あれはタイヤメーカーのミシュランの戦略で、パリから離れた郊外のレストランを意識的に取り上げて足を運んで貰う(そうするとタイヤがすり減る)という遠謀を秘めたものだったそうだ。関西では、私鉄連合が…

内臓をすりあわせる

見城徹さん語録。「編集者は企画を立て、内臓と内臓をすり合わせて著者と関係していく。自分の人生そのものが問われる仕事。」「相手を刺激できない編集者ぐらいつまらない存在はない。自分を刺激してくれる、成長させてくれると思わなければ、表現者は絶対…

大家三人、新人三人

編集者であり、幻冬舎社長の見城徹さんの言葉。「どんな世界でも、大家の三人、政治でもスポーツでも芸能でも、作家の世界でも財界でも何でもいいんです。その世界で決定的に大物だと言われている三人に対して必死に食らいついて、その三人にかわいがられる…

よく働き、よく休め②

入社当時の机の中に貼っていた作者不明のコピー続き。「一方、休暇をたくさん取ることも必要だと思います。私の共同経営者の一人が苛立っているときは、だいたい休暇をとらずに働きずくめでいるときです。サービス・ビジネスに携わる共同経営者たちに、充電…

よく働き、よく休め①

入社当時の机の中に貼っていた作者不明のコピー。「人は懸命に働けば、それだけ幸福になるのです。私はスコットランドの『働きすぎて死んだ者はいない』という格言を信じています。人間は退屈や、心理的な葛藤や、病気で死ぬのです。ハードワークで死んだり…