2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

幸福の4つのレベル

苫米地英人さん。「その昔、ギリシャの哲学者は、幸福を次の4つのレベルに分けて考えました。(1)基礎的な(本能を満たす為の)幸福。完全に満たされることのない激しく即物的な幸福。食欲や性欲など。このレベルの幸福を求めようとすると、『強迫観念』…

飴やムチを使わずに

金井壽宏さん。「戦の折に馳せ参じてきたら所領を安堵するとか、アメリカの大統領選で選挙キャンペーンを後押ししてくれたらホワイトハウスに入れてやる、といった貢献と誘引を交換するリーダーを政治学者J.M.バーンズは、『トランザクショナル(取引的・交…

心をこめた呼吸

森曹玄師さん。「アナパーナ・サチ(安般守意)とは、『心をこめた(サチ)、呼吸(アナパーナ)』の意味で、丹田呼吸法の原型と云えるものだ。この呼吸法こそがセロトニン神経の働きを活性化させる。釈迦が創始したアナパーナ・サチ呼吸法は、日本では坐禅…

東洋の思考の三原則

棚から一つかみ。牛尾治朗さん。「安岡正篤さんの生前にいただいた教えの1つに、「思考の三原則」があります。第1.目先に捉われず長い目で見る。第2.一面的に見ないで多面的全面的に観察する。第3.枝葉末節にこだわることなく根本的に考察する。安岡…

心が内面に引き戻される

ジョーゼフ・キャンベルさん。「瞑想とは、あるテーマを絶えず思考し続けることを意味しています。祈りとは神秘との関わりであり、神秘についての瞑想です。ローマ・カトリック教会で教えられる瞑想の形があります。それはロザリオの祈りを、何度も何度も繰…

誘因と動機付け

クレイトン・M・クリステンセンさん。「『インセンティブ理論』が一つめの陣営の拠り所になっている。別の陣営は、二要因理論、別名『モチベーション理論』と呼ばれる考えで、衛生要因と動機付け要因という二種類の要因を区別する。仕事には、少しでも欠け…

食後に眠くならない

小林弘幸さん。「食後に眠くならない食べ方のポイントは2つ。ひとつは、食前に300〜500CC程度の水を飲むこと。もうひとつは。腹八分目の量を、できるだけゆっくり時間をかけてとることです。眠気を感じるのは食後少したって、消化器官が動き出して…

職場に笑いを!

黒木亮祐さん。「笑いがないのは余裕がないから。余裕がないと肩に力が入ってしまい、マイナスのスパイラルになる。肩の力が抜けると、全体が見えてくる、人が見えていく。打ち込んでいたら、余裕がでてくる。それにあたり、あえて「なめてかかれ」と自分に…

記録による時間の管理

ピーター・ドラッカーさん。「個人は組織に対して成果をあげなければならない。成果をあげる人間は、仕事からスタートせず、時間からスタートする。時間こそ真に普遍的な制限条件であり、あらゆる仕事が時間の中で行われる。時間の使い方には以下の点の注意…

自己実現は何十年も

金井壽宏さん。「自己実現は、若い内はなかなかできなくて、何十年もかかることがあります。欲求階層説の図を見ると、下にいくほど強い本能に根ざしていますが、下にいくほどその欲求が満たされるまでにかかる時間幅は短いんです。生理的欲求として、『のど…

幸福感が喪失する時期

澤口俊之さん。「四十代半ばから五十代半ばの男性には、ミッドライフクライシスと呼ばれる漠然とした不安が訪れます。更年期障害でも鬱病でもなく、この期間だけテストステロンなどの脳内物質の分泌が低下して、なんとなく楽しくなく、幸福感の喪失する時期…

コルチゾールの悪循環

ミヒャエル・シュピッツバードさん。「燃え尽き症候群とうつ病には、共通点がある。脳内ホルモン、『セロトニン』(いい気分でいるため)と『ノルアドレナリン』(意欲を持つため)の量が明らかに減少する点である。精神面での追い風となるこれらホルモンの…

欲は悪いことではない

斎藤一人さん。「神様がつくったものに、ムダなものはひとつもありません。たとえば私達が持っている欲も、これは神様が付けてくれたものです。だから、欲があることは決して悪いことじゃないの。欲張り過ぎるのはいけないし、欲を捨てすぎてもダメなんです…

大変ではなく面白いと思う

斎藤一人さん。「しあわせって結局、心で何を思うかなんです。それで、脳は放っておくとさぼろうとするんです。大変なことって誰にでも起きるの。ただ私は、大変だって思わない。また面白いことが起きたなって思うだけなの。絶対、大変だって思わないんだよ…

幸福感をもたらすホルモン

ミヒャエル・シュピッツバードさん。「ドーパミンは『ハッピーホルモン』として知られ、幸福感を高め、やる気を起こさせ、身体に報酬を与える。特に恋をしている人は、血液中のドーパミン濃度が高くなることが確認されている。また、私達が考えていることを…

おとりによる比較のテクニック

トレステン・ハーフェナーさん。「デパートの店頭にホームベーカリーが並べられたとき、誰も見向きもしなかった。だがマーケティング会社は、メーカーに別のホームベーカリーを製造して売り出すよう進言した。そして新しいホームベーカリーに、最初のモデル…

しあわせとは想いと意志

斎藤一人さん。「しあわせって自分が感じることなんです。どこかへ行って、くたびれたって言うとくたびれるけど、しあわせだなって言うとしあわせになるの。しあわせになりたいっていうこと自体が不幸なんです。しあわせとは想いなの。しあわせだっていう意…

条件つきの幸せはダメ

斎藤一人さん。「人は必ず幸せになれます。さらに言えば、人が幸せになるのは、権利ではなく義務なんです。しあわせのしくみとは、”しあわせな人がしあわせに向かっていくと、さらにしあわせが手に入る”ということです。しあわせになりたいなら、今すぐしあ…

ドーパミン環境の変化

ケリー・マグゴナガルさん。「私たちが現在置かれている環境は、人類の脳が発達してきた大昔の環境とは非常に異なっています。脂肪分や糖分の高い食べ物を見たり匂いをかいだりすると、ドーパミンが大量に放出され、そのせいで大量に食べたくなってしまいま…

もうひとりの自分と戦う

ケリー・マグゴナガルさん。「『理性的な自己』があなたの取るべき行動をせっかく決めておいても、『誘惑にかられた自己』が土壇場になって思わぬ行動に出ることがあります。そう考えると、『誘惑にかられた自己』というのは、得体の知れない、油断ならない…

ニンジンを隠す

ケリー・マグゴナガルさん。「目先の報酬は昔ながらの原始的な報酬システムに働きかけ、ドーパミンによって欲求が生まれます。一方、将来の報酬の価値をエンコードするのは、進化を遂げた前頭前皮質です。欲求の充足を遅らせるために、前頭全皮質は報酬への…

感謝日誌法

金井壽宏さん。「ロバート・A・エモンズとマイケル・E・マッカラフという人が、科学的な研究に基づいて提唱している『感謝日誌法』を紹介しましょう。この研究では毎日二週間、その日に生じたできごとをノートに5個記録します。もっと長い期間で、週に一…

空白のテクニック

トルステン・ハーフェナーさん。「電話番号を教えて貰うには、どうすればいいだろう? 相手に影響を与えるのだ。メモ用紙を半分にちぎり、片方の紙にあなたの電話番号を書く。あなたの番号を書いた紙はまだ渡さずに、何も書いていないほうの紙とペンを相手に…

目先の快楽に弱い理由

ケリー・マグゴナガルさん。「目の前に欲しい物が現れると、すぐ手に入る報酬への期待に目がくらむことを『限定合理性』と呼びます。私達が目先の快楽にこれほど弱い理由のひとつには、脳の報酬システムが将来の報酬に反応するべく進化しなかったせいもあり…

いつわりの希望シンドローム

ケリー・マグゴナガルさん。「罪悪感や不安やストレスで押しつぶされそうになっても、たちどころに気分を晴れやかにする手段、それは『自分は変わるんだ』と決心することです。私達が変わろうと決心するのは、落ち込んでいる時が最も多いのです。変わろうと…

どうにでもなれ効果

ケリー・マグゴナガルさん。「前の晩に飲み過ぎたせいでひどく落ち込んだ人ほど、その日の夜も、また翌日の夜も飲み過ぎてしまいます。罪悪感の反動で、飲まずにはいられないのです。これぞ、意志力にとって最大の脅威のひとつ『どうにでもなれ効果』です。…

効果的なストレス解消法

ケリー・マグゴナガルさん。「米国心理学会は最も効果的なストレス解消法として、『エクセサイズやスポーツをする』『礼拝に出席する』『読書や音楽を楽しむ』『家族や友だちと過ごす』『マッサージを受ける』『外へ出て散歩する』『瞑想やヨガを行う』『ク…

欲しいものは不安も生む

ケリー・マグゴナガルさん。「ドーパミンの主な役割は幸せを追い求めさせることであって、私たちを幸せにすることではないのです。私たちに多少のプレッシャーを与えてでも幸せを追い求めさせようとします。その過程で不幸な気分を味わおうがおかまいなしで…

最も重要なことに集中せよ

酒巻久さん。「経営が目指すところの基本は、売り上げでなく、利益をあげること。結論からいえば、経営は意外と難しくない。皆さん、経営の理屈をいろいろ言うけれど、要は利益を出せばいいわけだ。だから、ドラッカーが言っているように、自分の強みを知っ…

上を向いて気分を変える

トレステン・ハーフェナーさん。「心と身体は相互に影響しあっている。いつでもだ。心と身体の間に境界はない。アメリカのクリニックには、うつ状態の患者に、首のコルセットを与えるところがあるという。首のコルセットを装着すると、患者は頭を上に向けさ…