2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自分らしいキャリアを生き抜く

金井壽宏さん。「異色のキャリア論者のリチャード・J・ライダーは、『人生の目標』などの著作で、長期的によいキャリアを歩むうえで、自分が人生全体をかけて追求したいという目標を定め、しかもしっかりと文章にしておいた方がいいと推奨する。同様に、わ…

リーダーシップとキャリア

金井壽宏さん。「リーダーシップは座学で理論を学べば身につくというものではない。修羅場経験や、『プロジェクトX』のような経験、震え上がるほど怖いがやり手の上司の下で薫陶を受けたといった経験が重要だ。あるいは自分で部下を持つという経験も役立つ…

親和動機と勢力動機

金井壽宏さん。「我々には、成し遂げるということを、ほかの人々と一緒に出来たときに感じる喜びというのがある。いくつになっても、自分が一等賞を取ることだけを考えている人とは付き合いにくい。ひとと共にいること、他の人々、特に若手を育むこと、とき…

宇宙観を持つ

金井壽宏さん。「コズモロジーとは、宇宙観のことをいう。おおげさだが、組織で働くひともプロの経営者と呼ばれるようになるには、そういうものをもってほしいというマグレガーの大きな望みが言葉の選択に表れている。ひとを扱うことが仕事の主要な部分にな…

組織は内部摩擦をいかに少なく

本田宗一郎さん語録。「人間は人間関係の内部摩擦で8割消耗してしまう。研究で一番こわいのは、頭のストライキだ。組織は内部摩擦をいかに少なくするかにある」「好かれるということが一番大事。一人でどんないい考えを持っていたってダメですね。それに、…

徳川家の三ひきつけ

徳川恒孝さん。「徳川家に伝わっている三河松平以来の家訓に『三ひきつけ』というのがある。ひとつめは『武の力』。戦いに勝つ、負け戦は避ける。ふたつめは『情け』。家臣に対して徹底的に情けをかけろというもの。3つめが『慈悲』。外部の第三者を助ける…

小さいことを重ねることが

共同通信社記事。「デビューからほとんど休むことなく7年目で到達した1000試合は、イチローのしっかりした肉体管理を示す数字といえる。野球にかかわる行動で特徴的なのは、その日の試合開始から逆算して睡眠、起床、食事などの時間を決めていること。あら…

非常事態での決断方法 

リー・アイアコッカ「だが、非常事態にあたっては考えている余裕などあるはずがなかった。1枚の紙に絶対にしなければならないことを10項目書き出し、それに全力を集中する。それ以外は……放っておくしか方法がない。倒産の淵に立てば、決断はものすごい速…

仁なる政の元は書籍

徳川恒孝さん。「17世紀の世界は悲惨であった。欧州では宗教戦争や30年戦争、米国では原住民との戦い、南米ではスペイン人が持ち込んだウイルスによりインカ・マヤ文明が滅んだ。その中で日本だけが隔絶された平和の時代を満喫する。住友家が大鉱山を発掘し…

月曜の朝には全力疾走 

リー・アイアコッカ「成功の秘訣は、情報ではなく、人間である。トップ経営者に私が求める資格は、猛烈に働く能力。また、常に期待される以上のことをなそうとし、全力を尽くして、それでいて社内の人間との協力を惜しまない人である。それこそ真の経営者だ…

消費者を製品でリードする

盛田昭夫さんの語録。「社長だからといって、まわりの者に対して威張れると思ったら大間違いだ。自分がやると決めたこと、他人にやらせようと思うことを明確にし、それに対して全責任を負わなければいけない」「何かを成し遂げようと思う時には、それが双方…

時間と仕事量の関係を認識する  

築山節さん。「仕事が出来る人たちは、仕事も大事だけれど、家庭も大事、遊びも大事と考えている人が多い。これは、時間の制約がはっきりしているから。5時になったら退社して、家に帰って子どもたちと一緒にごはんを食べなきゃいけない。土日は友達と遊び…

継続して自分の表現を

久石譲さん。「作曲家として最もプライオリティーを置いていることは何ですか?」と問われたら、僕は迷わず、「ともかく曲を書き続けること」と答える。ものをつくることを職業としていくには、一つや二ついいものができるだけではダメだ。生涯に一作であれ…

窮地で最初に口にする言葉

佐藤富雄さん「危機や窮地で最初に考えた言葉、最初に口にした言葉が何だったか私はそれに注目し、大勢の人に聞いてみたことがあります。そうしたら、『何とかなるさ』『大丈夫、できるさ』というのが一番多かった。逆に倒産した人に聞いたところでは、『無…

理想的な場づくり

野中郁次郎さん。「理想的な場では、人と人との共鳴作用が生まれる。喜怒哀楽を共有することで、ともに『生きているね』と存在を確かめあえる関係性である。それが最も切実に行われる時空間は、『いま・ここ』である。(略)イノベータの共通項は場づくりが…

自信ということ

松下幸之助さん。「ぼくも、自信をなくすという経験は何度もしてますわ。悲観して、どうにも困りはて、夜も眠れんというようなこともありましたよ、実際は。しかしね、その翌朝になると、もうすっかり考え方というか発想が変わってましたな。昨夜、悲観した…

愚直に自分をごまかさずに

西澤潤一さん。「私の場合、むつかしいことを知っていて物事がうまくいったということはあまりない。むしろごく基礎的なことから出てくることが多い。よく物を知っていること、つまり知識の量を自慢する人がいるが、これはたいしたことではない。基本をしっ…

常識に徹底的に挑戦する

大前研一さん。「私は、成熟し、硬直化した市場で戦略的解決を見いだす場合、まず対象となっている製品市場における常識に徹底的に挑戦するという方法をとることにしている。このような発想はひとたび身に付けてしまえば、誰だってできるものだ。問題は、む…