2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

時の流れと共に生きてゆく

池澤夏樹さん。「(イサク・ディネセン『アフリカの日々』に)こういう文章がある。「時間についても、土地の人たちはゆったりした友好関係をたもち、退屈して時間をもてあますとか、ひまつぶしをするとかということはまったく考えてもみない。実際、時間が…

決意した自分に絶望的に賭ける

岡本太郎さん。「生涯を通じて、決意した自分に絶望的に賭けるのだ。変節してはならない。精神は以降、不変であり、年をとらない。ひたすら、透明に、みがかれるだけだ」「社会的に状況や世間体とも闘う。アンチである。と同時に自分に対しても闘わなければ…

潜在能力を引き出す3要諦

杉本守孝さん。「人の潜在能力を引き出すには、以下のことが要諦である。(1)「やらされる」のではなく、自ら「やる気にさせる」こと。そのためには、創意工夫の余地があること。同じ仕事の効率を高めるのではなく、新たなあるべき姿や目的を示し、そこに…

ほうびは現状とゴールの差

池谷裕二さん。「実はごほうび(達成による快感)には、わざと自分を苦しい状態にしてそこからスタートするという方法もあります。例えばお化け屋敷。わざわざ怖い思いをして、出口まで来てホッとするその快感。また、何か願いを叶えたいとき、自分の好きな…

なりきることでやる気を出す

池谷裕二さん。「脳は、『なりきり』に弱いんです。思いが強ければ強いほど、淡蒼球も運動する。とにかく脳はだまされやすい。だから、これを利用して、夢や目標を具体的に決めて先になりきってしまう。なりきっているから淡蒼球からやる気がでて続くのです…

ごほうびを使ってやる気を出す

池谷裕二さん。「ごほうび(報酬)がやる気を生み出すことは誰もが納得できる所だと思います。ごほうびの喜びはテグメンタを活性化させます。テグメンタからはドーパミンという快楽物質が出て淡蒼球に届けられます。つまり、テグメンタは淡蒼球にダイレクト…

違うことをやってやる気を出す

池谷裕二さん。「私たちが日常生活で体験したことは、脳の『海馬』を通じて脳に貯えられ、貴重な記憶や知恵へと変わっていきあます。しかし、経験がパターン化され繰り返されると、海馬にまで情報が届かなくなります。脳科学者によっては、海馬は脳の最高幹…

ひとりの充実した時間

まず、時間枠を確保する。2時間は欲しいな。それから空間の環境。邪魔をされない状態。例えば家族は寝静まっている、または静かな喫茶店の広い空間を占有している。そうして、耳には心地よい音楽。ヘッドフォンやイヤフォンでもいいけれど、できればスピー…

過去の肩書きとは関係なく

かつてほどではなくなったと思うが、社会における判断基準としてはやはり肩書きが便利である。社会に出て年数が経つと、このような役柄をつとめたことがある、という紹介が、もっとも手っ取り早いのだろうし、受け取るほうも、それで判断をする。たとえば、…

カラダを動かしてやる気を出す

池谷裕二さん。「やる気を出すためには、カラダを動かすことが最も効果的だと考えています。一般的には、脳が私たちの最高層にあって、身体は脳の支配下にあると思われがちです。しかし、本当の所は逆で、「カラダ」が主導権を握っています。これは動物たち…

淡蒼球がやる気を生み出す

池谷裕二さん。「やる気になっているときは、脳の淡蒼球が活性化しています。淡蒼球は、『やる気』『モチベーション』など、日常生活において大切な基礎パワーを生み出す脳部位だといわれています。ところが、これは自分の意志で動かすことができません。だ…

真剣勝負ができる瞬間

有吉道夫さん。「でも、楽天的なほうですからね。この年齢(プロ棋士最年長の73歳)でタイトルを取るというのは夢であって現実的ではないけれど、でも将棋は常に真剣勝負ですよ。私には今も真剣勝負ができる瞬間があるということなんです。戦うことは魅力…

幸せを奪う3つの習慣

マーシー・シャイモフさん。「私たちから幸せを奪う習慣は、主に3つ、不平を言う、他人のせいにする、自分を恥じる、ですが、どれも間違った被害者意識から生まれるものです。『引き寄せの法則』を思い出して下さい。不快なことばかり注意を向けていつもグ…

小事が大事を生む

野村克也さん。「私は、プロ野球の世界は単純な原理で動いていると思います。競争社会であり、実力の世界であるが故に他人と同じ事をしていては競争に勝てない。合宿生活では、夜、庭に出て毎日素振りをしますが、人が200本やるなら、私は400本振るといった…

非日常の楽しみを作り出す

では、趣味というか、道楽というかの『ワーズワースの庭で』の項目の中で、普段の生活、日々の暮らしの中にある要素がまずある。通勤電車で読む本や、レンタルで借りてきて観る映画なんかは、非日常だけれどもまだこの「生活」の中にあるものかもしれない。…

日常のすべての要素を楽しむ   [ワーズワースの愉しみ]

一般的には趣味とされているような自分の楽しみの領域を、個人的に(フジテレビの往年の番組から)『ワーズワースの庭で』と呼んでいる。道楽、といったほうが近いようなもの。いろいろな項目があるわけだが、例えばそれを、日常という枠の中のものと限り、…

画像化すれば脳が面白がる

マーシー・シャイモフさん。「『特別な理由もないのになぜだか幸せ』な状態を具体的にイメージできれば、楽にそれを実現することができますし、理想像をイメージするだけで脳に『幸せの回路』がつくられます。さらにそのイメージを心に刻むために、『ビジョ…

幸せな状態を脳にすり込む

マーシー・シャイモフさん。「自分を変えるには、まず具体的にどのようになりたいか、目標をしっかりと持つことです。自分の脳に『幸せな状態』をすり込むのです。『私は〜できて幸せです』の形で、幸せを感じられる状態を明記してみるといいでしょう。『〜…

リーダーシップは共通の幻想

金井壽宏さん。「リーダーシップは人々が頭のなかで抱く『誰かがリーダーシップを発揮している』という共通の認識の中から生まれるという考え方が注目を浴びている。では、それがどのようにして対人的な影響力を持つようになるのだろうか。仕組みはこうであ…

ふりかえることの重要性

H.ミンツバーグさん。「マネージャーの誰もが、日々の経験の意味を考えることが必要だ。また、能力の高いマネージャーは地に着いた”行動”と抽象的な” 振り返り”をサンドイッチしている。学習の鍵は、時間をかけたふりかえりである。」ジョセフ・バウワーさ…

任せれば人は楽しみ動き出す

「仕事の流儀」で紹介されていた星野佳路さんは決して怒らない。リゾートの再建にあたっては、まず皆でコンセプトを決める。皆が向かう方向を示すコンセプトに正解はない。とすれば、もっとも共感をしてもらえるものを選ぶのがいい。みんながこれだったら納…

墜ちていくか昇っていくか

日々の生活で、自分が自由に使える時間になった時に、「墜ちて」いくのは簡単である。この場合、「墜ちて」いくというのは、おもむくままにすごしてしまうこと。例えば目当ての番組がない状態でテレビをだらだらと見たり、あてどもなくネットサーフィンをし…

バベットの晩餐会

池澤夏樹さんの書評がきっかけで、『バベットの晩餐会』を読んだ。「(作者の)イサク・ディネセンは17年間アフリカでコーヒー農園を経営した後、40代も半ばを過ぎてから故国デンマークに戻った。実は作家になったのはそれからだ。(略)この話がおもし…

単調な仕事ほど脳を使え

松田公太さん。「仕事とは、その8割が一見単調に見えるものと言っても過言ではありません。その単調な仕事をいかにポジティブにとらえて、楽しみながら工夫できるか。そこが分かれ道です。一見単調に見える仕事こそ、脳を使え。これは私自身が経験の中でつ…

逆境の時こそ心を込めて

松田公太さん。「マイナスをプラスのスパイラルに変えるためにはどうしたらいいか。その方法は、まず現在以上に投資をすることです。材料をより吟味していいものに変えてみる。同じ材料をどう料理すればもっとおいしい料理が作れるだろうかと研究する。必死…

大切なのは嘘を避けること

フョードル・ドフトエフスキーさんの『カラマーゾフの兄弟』第一部第二編にあるゾシマ長老の台詞より。「たとえ幸せにたどりつけなくても、自分の道はまちがっていないということを、忘れずにいるのですよ。そして、その道からはずれないように努力するので…

女蕩しの条件は

瀬戸内寂聴さん。「源氏の君はやさしい声で話しかけます。『突然のことで、いいかげんな浮気心のようにとられても仕方がないけれど、長い間、あなたをお慕いつづけてきたのですよ。出来心の浮気じゃない』とかき口説くのです。その様子は、鬼神でさえ、源氏…

表現には必ずニーズがある

森村誠一さん。「人間の三大本能は、食欲、性欲、そして表現欲である。食欲と性欲は自分一人、あるいは一組の男女がいるだけで充たせるが、表現欲は不特定多数の人間が集まらないと充足できない。人間が社会的動物である以上、多数が寄り集まって社会を形成…

英知に専念する者のみが

ルキウス・セネカさん。「私はとりわけ酒と性のみに熱中する者たちを第一に挙げる。つまり、これほど恥なことに心を奪われる人間はないからである。これ以外の者達は、たとえ名誉への空しい夢に魅せられても、その誤りは見かけが悪くない。強欲な人間とか短…

とびっきりのごほうび

スタバで、<こころに、とびっきりのごほうびを>というキャンペーンをやっていた。アルバート・バンデューラーの自己報酬による動機付け理論や、自分への褒美については、『ニンジン教』という宗教まで創設して大家であるつもりでいたのだが、さて、その教…