2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自問自答をする

松下幸之助さん。「曾参の言葉に『私は毎日3つの事について、自ら反省している。第一は、人の為に考え行動しながら、かえって忠実さを欠くことはなかったか。第二は、友人との交際で信義を欠くことはなかったか。第三には、学んでもいない、自分でもよくわ…

自分ができないことを教える

内田樹さん。「武術の場合、僕がもしある流派の開祖を称して、弟子を採っていたら、例えば道場破りが来たときに負けたら、それで終わりなわけじゃないですか(笑)。だけど、弟子だったら全然平気なわけです。仮に道場破りにやっつけられたとしても、『俺を…

師たる条件

内田樹さん。「ブレークスルーというのは、師の境位にいる人が、『こちらへ来なさい』と言ったら、それを信じる。ただそれだけのことなんです。師は何もしなくていい。『ついておいで』っていえば、それですむ。弟子は、『この人が私に無限の快楽を与えてく…

他人の技を批判しない

内田樹さん。「合気道では試合がないし、強弱勝敗を論じないわけですけど、それだけじゃないんです。技術の批判もしちゃいけないんですよ、これが。師匠に、入門してしばらくして、『他人の技を批判してはいけない』と教えられたときにはちょっと、驚いたん…

人生の三大目的

武沢信行さん。「仏教では以下の3つが人生の三大目的であると教えている。(1)自己究明:自分は何者であり何をすべきかを知り、それを追究する生き方。(2)生死解決:生き死にの問題を知識で理解するだけでなく肝の奥底から悟り、覚醒して生きること。…

ギャップ分析

三谷宏治さん。「アンゾフは最も重要でトップマネジメントの責務であるのは戦略的意志決定であるとし、経営戦略を『現在と未来をつなぐ方針だ』としました。これは『ギャップ分析』としても知られ、今でもあらゆる場面で使われている考え方です。ギャップ分…

負けたときにどう思うのか

工藤公康さん。「負けから学ぶこともある。これは正しいと思います。負けには必ず理由があり、そこから学ぶことは間違いなくある。ただ、それはあくまで『勝ち』を追及してこそです。負け癖がついたチームにとって、負けはいつもの負けに過ぎなくなってしま…

負け癖が最もよくない

工藤公康さん。「負けるということは、決してプラスには働きません。勝負事は、やはり勝たなければいけないと私は思っています。だからこそ、この負け癖がついたチームは、最もよくない組織だと思っています。負けに慣れること、すなわち負けが長く続くと、…

外面より内面に磨きを

ジョン・マクスウェルさん。「今から2500年以上前に書かれた『旧約聖書』の『箴言』には、『心に念じれば、そのようになる』とある。この古くからの考え方は、多くの賢人の言葉にもたびたびとりあげられ、現代科学でも証明されている。信じる心を持つことは…

本当のフォアザチーム

「私はチームワークよりも、まず『個』のプレーが大事だと思っています。『個』のプレーは、もちろん自分勝手な個人プレーのことを指すのではありません。グランドに出ている選手が、自分が何をすべきかを自覚し、最善の結果を残すために、個々人がしっかり…

個人成績重視ではよくならない

工藤公康さん。「どれだけ個人評価を上げることに専念しても、チームが優勝して、日本一にならなければ評価されない世界でもあるのです。『自分は15勝もしたのに、給料があまりあがらない』そんな不平不満も出てきそうですが、私はこうした評価は悪くないと…

最善のスランプ対応策

ジョン・ウィリアムズさん。「私は若い頃から、毎日、出来のよし悪しはともあれ、何かしら、曲を書くことを習慣にしてきた。うまくいく日もあれば、そうでない日もあるが、何ページ分からの作曲をすると、その日一日やるべきことをやったという気になる。私…

組織を変えることで

工藤公康さん。「新たなチームは、戦う姿勢がない『負け癖』のついた組織でした。そうした中で私が取る選択肢は2つです。『チームの雰囲気は変えず、個人成績を伸ばすことに専念するか』『チームを変えるために、まずは自分が成績を伸ばすか』。新しい組織…

毎日作曲し続ける

ジョン・マクスウェルさん。「アーネスト・ニューマンは言う。『偉大な作曲家はインスピレーションが湧いたから作曲したのではない。作曲し続けていたからインスピレーションが湧いたのだ』。『ジョーズ』『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』各シリー…

他人との比較は意味がない

工藤公康さん。「私がもう一つ心していたことが、他人と比べないということです。なぜなら、他人と比べることで、自分の進むべき道の全体像が見えなくなってしまう危険性があるからです。もちろん、他人と比べることがすべて悪いというわけではありません。…

試合前のシミュレーション

工藤公康さん。「私は登板する試合直前に一試合終わらせます。実際に試合をするのではなく、イメージトレーニングで一試合終わらせるのです。今日の対戦相手をイメージし『こういう展開の場合は、この球を投げよう』『前回このバッターには、この球を打たれ…

基本だけが自信に変わる

工藤公康さん。「実は基本を繰り返していくことが、一番の結果を出し続ける近道なのです。とくに、体力をつけさせるトレーニングはつまらない反復練習が多い。投げ込みや、走り込みなどはやらなければいけないトレーニングですが、とにかくつらい。その場で…

練習量を変えない人は強い

工藤公康さん。「30代の選手から『現役生活を長く続けるためには、どうすればいいですか』と聞かれることがあります。私の答えは『若い頃と同じ練習量をこなしなさい』です。私は『毎日腹筋を2000回やってみよう!』と提案しています。多くの人が『そんなこ…

新しいことを知り変化する

工藤公康さん。「私は、プロ野球で1年間、結果を出すことは、それほど難しいことではないと思っています。アクシデントがなければ可能だと思っています。長く結果を出し続けている人は、よくなるために『新しいことを知ろう、理解しよう』ということを怠り…

自ら考え自ら動く

工藤公康さん。「なぜ、私は30代以降も20代と変わらない成績を残し、47歳まで現役を続け、100勝以上あげることができたのでしょうか。それは、『自ら考え、自ら動いてきた』からだと思っています。29歳の頃、『工藤くんが40歳まで現役を続けるために、これか…

きびしさを持つ

松下幸之助さん。「やはり教え導く立場にある者が、きびしさをもたなくてはいけない。まして、世の指導者と呼ばれる人びとにはそのような厳しさは不可欠のものである。指導者として事を行うのは、いわゆる公事であって、私事ではない。つまりそのことによっ…

教えてもらうより聞くこと

工藤公康さん。「自分の試合をみて振り返ることは勿論大事ですが、そこで出てきた疑問をそのままにしてしまっては、『実効的な分析』にはなりません。だから私は、試合を振り返って浮かんできた疑問を、自分のチームのバッターに聞いて回りました。例えば、…

落ち着いた態度で

松下幸之助さん。「秀吉が家康と小牧で戦った時、堀秀政は、少しもあわてず、冷静に鉄砲隊を並べて、『敵が十間以内に近づくのを待って一斉に撃て。騎馬武者一人を倒せば百石の加増だぞ』と命じた。秀政は、勝ちにはやって追撃しようとする部下を『深追いし…

自分を見失わずに

谷川浩司さん。(テレビで観たので言葉は正確ではありません)「若い頃は天才と言われることに抵抗があった。努力せずに、のニュアンスがあったから。才能は毎日の積み重ねだと思う。平成4年の第5期竜王戦で羽生善治さんに逆転負けを喫する。見えない羽生…

優先度と要する時間の2軸

戸塚隆将さん。「ToDoを整理する際に気をつけるべき点は、優先度と完成までに要する時間の2つの軸で、目の前の仕事を分類分けすることです。まず、仕事の優先度の高低で分類します。すぐにやるべき仕事がどれかが明確化し、気持ちが落ち着きます。次に…

一週間が始まる前に

戸塚隆将さん。「月曜日の午前中の仕事ぶりを見れば、その人の能力がわかります。誰でも朝は眠いです。月曜日にオフィスに戻るのは嫌です。その中で月曜朝一から全開で仕事ができるということは何かが違うのです。気持ちの切り替え方、集中力があり、かつ常…

自主性を引き出す

松下幸之助さん。「安藤直次の所へ、のちに幕府の大老となった土居利勝が政務の見習いにやってきた。直次の所へ決裁を仰ぎにくるいろいろな人に対して、直次は、『よろしい』とか『いけない』しかいわない。そして『いけない』といわれた人がまた別の案を持…

心を遊ばせない

松下幸之助さん。「このことはアルキメデスが学者としていかに熱心に真理探究に心をついやしていたかを物語っている。指導者というものも、本質的にはこういう姿でなくてはならないと思う。つねに心を働かせていなくてはいけない。もちろん指導者といえども…

天は禍福を調整したのか

利根川進さん。「科学を志していた知(注:次男)は、残念ながらMIT一年生の時、誰にも何も告げずに、18歳で夭逝してしまいました。親にとって、これ以上の残酷はありません。私も残りの人生それほど長くはありませんが、最後まで、十字架を背負って生…

前日にTODOを整理

戸塚隆将さん。「Aさんの帰宅時間は遅い。日付が変わる前に帰宅することは、他のバンカー同様にほとんどない。しかし、しばらくすると、何気ないことなのですが、仕事のやり方で私と決定的に違う点に気がついたのです。それは、Aさんが帰宅前に自分の机を…