2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

金融業の本質は

福井俊彦さん。「金融業の本質は、実業の世界で新しい価値を実現しようと必死になって働く人たちの背後からお金の最適配分を図って、これをサポートする仕事ですよと。健全な家庭生活を営もうとする人の背後から、適切な資金運用、資金配分を手伝う仕事をす…

人間は機械ではない

波頭亮さん。「1930年頃に行われたある研究によって衝撃的な発見が飛び出した。エルトン・メイヨーによる『ホーソン実験』である。六人のエース級の女工ばかり集めて作業をさせたところ、休憩をまったく与えなくてもペースが落ちることなくずっと働き続…

ファヨールによる経営の体系化

波頭亮さん。「ファヨールによれば、企業の活動は大きく6つに分類できる。(1)技術に関すること:生産・製造・技術開発など、(2)商業に関すること:販売・営業・購買、つまり売り買いに関すること。(3)財務に関すること:どこからどうやってお金を調…

3種類の楽しみ

グレッチェン・ルービンさん。「楽しみには3種類ある。挑戦する楽しみ、人に合わせる楽しみ、リラックスする楽しみだ。挑戦する楽しみは、一番見返りが大きい反面、努力も一番必要になる。でも、やり遂げたときは、やってよかったと心から思える。例えば、…

労働者と原材料

波頭亮さん。「テイラーは、地元の鋳物工場に就職した。それまでどんぶり勘定だった生産プロセスに目をつけ、誰もやっていなかったような分析を行った。材料が最終製品になるプロセスにはどんな工程があるのか。どの工程にどれくらい時間がかかるのか。どれ…

小さな勝利

チャールズ・デュヒッグさん。「キーストーン・ハビットを変える、あるいはさらに進歩させることに専念すれば、他にも幅広い変化を起こせる。ただしそのような習慣を見つけるのは、それほど簡単ではない。どこを探せばいいのか知っておく必要がある。キース…

キーストーン・ハビット

チャールズ・デュヒッグさん。「定期的に運動を始めると、たとえ週1回といった少ない回数でも、他の運動とは関係のない部分も、知らない内に変わってくる。代表的なのが、運動を始めると食生活が向上し、さらに職場でも生産性もあがるという現象だ。喫煙量…

思考が運命をつくる

小笹芳央さん。「『思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい…

60%のペースで動く

小林弘幸さん。「あなたが今すぐに、幸運な人、美しい人に自分を変えたいと思うなら、そのいちばんのカギは、自律神経のバランスを高いレベルで整えること。そしてその基本こそが、『ゆっくり動く』ことなのです。これは医学的に見て、事実なのです。なぜな…

休息の重要性

タル・ベン・シャハーさん。「今日では、休息を軽視するコーチやアスリートを見つけるのはとても難しいでしょう。でも、悲しいことに、職場ではまだ休息の重要性が理解されているとは言えません。レーヤーとシュワルツは、『競技場でも仕事場でもピーク・パ…

寝る前のタッピング

小林弘幸さん。「いつでも平常心を保っておく、というのはとても難しいもの。自律神経のバランスが乱れてるなと思った時は、ぜひ、こんなスペシャルケアを試してみてください。(1)夜寝る前に、布団の上に座って、目を閉じます。(2)そのまま両手を頭の…

アルコアの奇跡

チャールズ・デュヒッグさん。「オニールは利益については何もいわなかった。話をしたのは社員の安全面だけだ。(略)オニールはどうやって、この古くて危険が多いアメリカ最大規模の企業を、効率的に利益を生む企業に、そして安全の砦にできたのだろうか。…

失敗を楽しむ

グレッチェン・ルービンさん。「何かにチャレンジすると、なぜ幸福感が得られるのか。その理由のひとつは、自己認識が広がるからだろう。つまり、自分の器が大きくなるのだ。ただ、一歩踏み出すということが、私は本当に苦手である。『幸福になろうとするこ…

コンビニをブランド化

佐藤可士和さん。「鈴木敏文会長が言うには、『コンビニには、すでに40年前のような物珍しさはない。今はボールペンを1本買うためだけに店に来るような買い方ばかりで、店からの提案が全然できていない。だから、君のやるべきことは山のようにある。』こ…

完璧でなく最善を

タル・ベン・シャハーさん。「失敗を、つらい感情を、成功を、それぞれ受け入れないという3つの側面。これら完璧主義3側面のマイナス効果は、私たちの周りにも、また、私たち自身の中にも、実によく見られるものです。この本では、ネガティブな完璧主義の…

良い友達を10人以上持つ

Business Insider誌が掲載した幸せになるための13の方法。「11:良い友達を10人以上持つ。ノッティンガム大学の研究結果によれば、良い友達を10人以上持っている人は、友達が5人以下の人たちと比べてより幸せに感じているとのこと。12:悲しいときでも幸せな…

具体的な休息の取り方

タル・ベン・シャハーさん。「無理して14時間ぶっ続けで働いて少しだけ休むというのはやめて、仕事と休憩を交互にとるようにし、90分ほど集中して仕事をしたあと少なくとも15分は休み、完全な回復をはかるという形にする必要があります。2時間以上続けるとパ…

ほどよさの追求

タル・ベン・シャハーさん。「私は自分のおかれた全体的状況をじっくり考え、何よりも活発にするべき生活の領域を5つ、はっきりさせました。父親、夫、仕事、友人、自分の健康という5つの領域です。第1ステップは、すべてを望み通りにやるなんてことはで…

やさしすぎも難しすぎもしない活動を

タル・ベン・シャハーさん。「チクセントミハイは、ピーク・パフォーマンスを得るには、やさしすぎも難しすぎもしない活動を行う必要があるということを明らかにしました。挑戦という要素が適度にないと人は退屈してしまい、願望が野心的すぎると人は不安に…

6時間の睡眠をとる

Business Insider誌が掲載した幸せになるための13の方法。「08:教会に行く。メルボルン大学のBruce Headey教授が25歳以下の被験者に幸せを測る実験をしたところ、教会に毎日行く人は落ち着いていて、将来のキャリアについて心配するようなこともなく、教会…

達成する目標をセットする

Business Insider誌が掲載した幸せになるための13の方法。「06:達成する目標をセットする。心理学者のJonathan Freedman氏は、目標やゴールをセットして人生を送っている人ほど幸せを感じると主張しています。また、ウィスコンシン大学の神経科学者RichardD…

チャレンジと目新しさ

グレッチェン・ルービンさん。「いろいろと調べた結果、幸福感を得るカギは、『チャレンジ』と『目新しさ』にあると判明した。脳は驚きによって刺激を受けるため、予期せぬ状況をうまく乗りきると、非常に強い満足感が得られるのだ。また、訪れたことのない…

新しい事に挑戦する

Business Insider誌が掲載した幸せになるための13の方法。「03:新しい事に挑戦する。何か新しい事にチャレンジしたり、日々のおきまりになっているルーティンを変えることは脳に刺激を与え、ポジティブな感情を生み出すことができ、より幸せに感じるとの研…

他人のためにお金を使う

Business Insider誌が掲載した幸せになるための13の方法。「01:他人のためにお金を使う。精神病理学の第1人者であるStephen Hinshaw氏は、自書のPsychological Bulletin内で、自分のためではなく人のためにお金を使うとより幸せになれる、と記しています。 …

幸せにつながる労働環境

タル・ベン・シャハーさん。「賢い経営者は、従業員の幸せにつながる労働環境を整備することができます。心理学者のリチャード・ハックマンによれば、従業員たちが意義と喜びを見出しうる労働環境とは、このようなものです。「まず第一に、業務が、従業員た…

行動と意識が融合

タル・ベン・シャハーさん。「ほとんどの学校が、形のあるもの(成績)を優先し、形のないもの(学ぶ喜び)をないがしろにし、子供たちの多くが出世競争型の考え方を身に着けてしまいました。(略)フローとは、特定の作業に没頭し、その作業といわば一体感…

ラザニア原理

タル・ベン・シャハーさん。「私はラザニアが大好物です。だからといって、ラザニアを朝昼晩、毎日食べたいわけではありません。同じことは、書くことや親しい人々とのふれあいといった、私のお気に入りの活動にも当てはまります。たとえば、書くことは私に…

パフォーマンスと興奮レベル

タル・ベン・シャハーさん。「ロバート・ヤーキスとJ.D.ハドソンは、精神的・生理的興奮のレベルの上昇に従ってパフォーマンスの質も高まっていくことを明らかにしました。ただし、それはある興奮レベルまでのことで、それを超えると今度は逆にパフォー…

背伸びする瞬間が幸せ

タル・ベン・シャハーさん。「チクセントミハイは、『私たちにとって最高の瞬間は、一般に、私たちの心または肉体が、価値ある何かを達成しようとして背伸びしているときに発生する』と述べています。ブランデンは、『人間にとって喜びは贅沢品などではなく…

自画像・献身・尺度

クレイトン・クレステンセンさん。「企業の表明する目的が意味を持つためには、次の3つの部分を持っていなければならない。一つは、私が自画像と名付けたものだ。企業の自画像とは、主要なリーダーや従業員が、企業がいま進みつつある道を最後まで行った時…