2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

情報の抑えがたい欲望

マーシャル・ゴールドスミスさん「対人関係の欠点を見てみれば、2つのおなじみの要因から生じている。情報と感情だ。トム・ウルフは『情報の抑えがたい欲望』と名づけた理論をもっている。彼は、人は他人が知らないことを話したい、たとえそれが彼らにとっ…

20の悪い癖

マーシャル・ゴールドスミスさん「対人関係の行動、特にリーダーシップの行動にかかわる問題点。1.極度の負けず嫌い。2.何か一言価値をつけ加えようとする。3.善し悪しの判断を下す。4.人を傷つける破壊的コメントをする。5.『いや』『しかし』『…

交渉で最も大切なこと

田窪寿保さん。「何より長時間のミーティングの中で笑いが少ないことが一番嫌だったそうだ。セルズは、ビジネスマナーについて私にこう教えてくれた。『どんな時でも絶対にジョークは使うべきだ。映画のセリフや、ビートルズの曲の歌詞など誰でも知っている…

パニックにならずに

田窪寿保さん。「イギリスにおける紳士教育において、最も大切なことの一つに『DON'T PANIC/KEEP CALM AND CARRY ON』という言葉がある。いかなる危機の際でも、『パニックにならずに落ち着け、そして黙々と続けろ』という意味だ。自信がないときや恐怖にと…

訪問する時間を十分に

ヘルムート・マウハーさん。「必要な情報を仕入れるのに、決して報告書だけに頼ってはいけない。現場を訪れ、現地の人間と言葉を交わすことが必要だ。多国籍企業の管理職は、子会社、工場、そこに働く人々を訪問する時間を十分に持つべきである。ネスレでの…

気を散らさずに行う

中村天風さん。「はっきりした気持ちっていうのはね、気を散らさずに行うことなんだ。もう少し詳しくいえば、執着から解脱して、つまり雑念、妄想、邪念から心を放して、気を使うのが気の散らさない心なんだ。人間が心を使う時、気が散っていることくらいい…

意志力を完全に出す

中村天風さん。「とにかく意志力を一日も早く完全に出しうる人間になることを努力なさい。まず積極観念の養成の第一は『内省検討』。現在自分の思っていることや考えていることが果たして積極か消極かってことを、厳粛に自分自身で判断する。その判断を心で…

なんとなくの効用

内田樹さん。「不思議なもので、確率的にいうと、はっきりとしたモチベーションを持って入門した人と『なんとなく』入門した人では、『なんとなく』のほうが長続きするのである。だって、どうして『こんなこと』をしているのか、本人にもよくわからないから…

大人の身嗜み

伊集院静さん。”身嗜み”でまず必要なのは、体調だ。体調を整えておかなくては、その席で相手に気がかりを与える顔色をしていては失礼だからだ。顔色からしてそうなのだから、自分の五体を整えておかねばならない。髪、髯、爪……匂いに至るまで整えておく必要…

無所属の時間

伊集院静さん。「作家の城山三郎氏は、それを”無所属の時間”と呼んで、大切にした。”無所属の時間”とは、書いて字のごとく、その時間がどこにも所属しないことだ。例えば自動車のセールスマンが旅に出て、時間が空いたのでライバル社のセールス振りを覗いて…

失敗を連鎖させない

井口資仁さん。「野球を始めたばかりの子供が、真っ先に憶える英語の掛け声はドンマイだ。ミスを気にすれば、その後のパフォーマンスに必ず影響する。だからエラーを気にしてはいけない。ミスを心からリカバリーする能力が野球においては極めて重要だという…

理解の本質とヘッブ則

安宅和人さん。「異なる情報をもった2つ以上のニューロンが同時に興奮し、それがシナプスでシンクロした時、2つ以上の情報がつながったということができる。すなわち、『理解することの本質は既知の2つ以上の情報がつながること』であり、既知の情報とつ…

習慣は第二の天性

中村天風さん。「いつも意識が明瞭になろうと思ったら、つね日ごろどんな些細なことをするときでも、はっきりした気持ちでする心がけをゆるめちゃいけないんですよ。わかりきったことなんだよ。普段の心がけですよ。どんな些細なことをするときでも、はっき…

あとう限り客観的に思う

中村天風さん。「肉体の感覚はもちろん、そのほかの本能的感情や情念、さらに理性心でも霊性心でも、すべて実在意識領域に発現するすべての心的現象を、あとう限り客観的に思うことなんだ。自分の腹が痛いのを、隣のおばさんの腹が痛いように感じなさいって…

自己暗示法

中村天風さん。「たとえば、悲しいことや怒ること、あるいはもだえること、恐ろしいことがあったら、一方において『神経反射の調節法』を行いながら、同時に映る鏡の顔に、心配なことがあったら『そんなの心配ない』、怒ることがあったら『怒らない』……こう…

神経反射の調節法

中村天風さん。「感覚なり感情なりの衝撃、ショックを受けたら、急いで体の三カ所を特別な持ち方をするんです。体の三カ所はどこだというと、肛門とおなかと肩です。腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、何かにつけて感情、感覚の刺激衝動を心に感じた…

知らんぷりをする

王貞治さん。「これも藤平光一先生に教わった氣の使い方、力の抜き方なんですが、要するに、押されると思っちゃうとダメなんですよ。押されると思うと、押されまいとするでしょう。たいてい、負けまい、押されまいと反応しますね。それを、負けまいとしない…

気持ちを頭から遠ざける

王貞治さん。「何かをやってやろうという時は、大概の人間は頭で考えてから行動していますから、『意識が上がっている』状態なんですよね。こうなると、もう氣は出ない。自分の身体に氣が滞ってしまう感じですね。たとえば頭に意識を置いて、『打とう』『打…

目に見えない次元の宇宙

内田樹さん。「実際には知らない。でも、『知っていること』にする。それによってある種の『予知能力』を手に入れることができる。何しろ、『これからどうなるか私は知っている』という前提で行動するわけですから。打つ手打つ手がすべてぴたりと当たる。も…

いっしょに食事をすること

曽野綾子さん。「聖書にも、『働きたくないものは、食べてはならない』とある。『働かない者は食べてはいけない』ではないのだ。職がなかったり、病気だったりして働けない人に食べる資格はない、と言っているのではない。最初から怠け者で、働く意欲のない…

初体験の減少と睡眠時間

菅原洋平さん。「年齢と共に睡眠時間が短くなっていく、もう一つの理由は、睡眠中に行われる脳の活動によるものです。睡眠には、記憶を整理するという重要な働きがあります。昼間に体験したことを、脳内でリプレーして、必要な神経との経路を繋ぎ、不必要な…

不連続な差しか認知できない

安宅和人さん。「脳は『なだらかな違い』を認識することができず、何らかの『異質、あるいは不連続な差分』だけを認識する。脳は『異質な差分』を強調して情報処理するように進化してきており、これは脳における知覚を考える際の根本的な原理の一つだ。そし…

セロトニン呼吸法

有田秀穂さん。「歩くリズムに合わせて呼吸する。足を一歩前に出す時に息を吐き、次の足を出すときに吸い、その次も吸う。足を出すタイミングに合わせて息を『吐く→吐く→吸う→吸う』と繰り返す。これによって疲労感が減るのは、脳内の『セロトニン』という物…

脳を活性化する呼吸法

斎藤孝さん。「ゆっくりと深い呼吸が脳内細胞の『セロトニン系神経系』を活性化し、人間の精神を鎮静させる。呼吸法は、(1)鼻から3秒間空気を吸う。肩とみぞおちの力を抜き、ゆったりと臍の下に息を入れて膨らませる感じ。(2)吸った息を2秒間止めて…

成功のための方程式

稲盛和夫さん。「人生の結果=考え方×熱意×能力。『能力』は多分に先天的なものです。しかし、『熱意』というのは、どうしてもこうありたいという強い思いであり、自分自身で決めることができます。『能力』と『熱意』は、それぞれ、最低の0点から最高100点…

指揮のワン・ボイス

ルドルフ・ジュリアーニさん。「危機管理で大切なのは指揮と制御だ。ただ、制御は究極の目標で、危機を制御することなどできない。でも誰かが必ず責任を負わなければならないし、方向性を示さなければならない。指揮で大事なのはワン・ボイス(命令を出す人…

正当なる努力

齋藤一人さん。「正当なる努力、正当なる努力をしなきゃダメなんです。途中でやめちゃダメですよ。正当なる努力をしないとね、まず天が見放すの。お客さんも見放すの、世間も見放すの。だからずるいことは絶対にダメなんです。仕事でもなんでも、一生懸命に…

真剣に生きたほうが

齋藤一人さん。「いつもCD聴いている人が生演奏を聴くと感動するんです。で、生演奏を聴いて感動した人は、何回も生演奏を聴くんです。その生演奏を何回も聴いている人に、『今日が一番よかった』って言わせて、はじめてプロなんです。人間って命がけなん…

普段に戻ろう

ルドルフ・ジュリアーニさん。「テロの3、4日後、遺族達に率直に聞いた。『どう振る舞えばよいのか』と。『いつもの通りで』というのが答えだった。その2日後から『ふだんに戻ろう』といい始めた。悲しみにくれている人はいた。でも、危機を克服するにはそ…

自己意識が宇宙的に拡大する

玄侑宗久さん。「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)というのを仏教では3毒といいまして、私たちの眼を曇らせる最大のものと考えます。貪はむさぼり、瞋はいかり、痴はやる気のない、さぼり気分でしょうか。丁度『西遊記』の猪八戒、孫悟空、沙悟浄はこの三…