2002-07-01から1ヶ月間の記事一覧

暴れん坊将軍の座右の銘

徳川吉宗は、①苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし。②主と親は無理なことを言う者と思え、下人は考えが足りぬ者と知るべし。③朝寝すべからず、話の長座すべからず。④小なることも分別せよ、大事とて驚くべからず。というのを寝所の壁に貼り付けでいたという。…

経営者の手腕

「私の考えでは、経営者の手腕は、その人がいかに大勢の人間を組織し、そこからいかに個々人の最高の能力を引き出し、それを調和のとれたひとつの力に結集し得るかで計られるべきであると思う。これこそ経営というものだ。」盛田昭夫さんの言葉である。将に…

権限委譲

「君は、なにもかも一人でやりたがる。権限委譲と言うことを知らない。悪く思うな、君は、これまでに俺が見た最高の男だ。優に二人力だろう。だが、その力量をもってしても、たかが二人なのだ。ところが君には部下が百人もいる。そのうち一万人に増えるかも…

貴族社会

貴族社会とは、どんな話でも楽しく会話を持った能力を持った人たちの集まりで、そのためにはどんなテーマが出てきても参加できる教養が必要なのだという。ワインを飲み、おいしい食事をとりながら楽しい会話をすることを欧州の人々は受け継いでいる。いかに…

夏休みの長さ

先週末から学校などでは夏休みに入った。フランスでは1936年に有給休暇法が施行されて、そのときには2週間の休暇だったのに、1956年には3週間になり、1969年以降には4週間の有給休暇が義務づけられた。当時の長銀が一ヶ月休暇制度といってうらやましく思…

消極的な日々の癒し

最近流行のビールからすると半額の酎ハイ。寝る前の日本酒。スポーツニュースとビールのセット。たまに気持ちが大きくなると近くのディスカウントショップにあるフランスワイン。いかんいかん。すべてアルコールではないか。飲んだら寝てしまうものではない…

この人のためなら 

大学の同級生に会ったところ、今のボスのためなら死んでもいい、というくらいの上司と仕事をしているという。滅私奉公の時代ではないにせよ、そう言わしめるだけの「人間的魅力」を持った人と仕事ができているというのはある種幸せなことなのであろう。自分…

指し盛り

将棋の谷川九段が1000勝を達成したというニュースがあったが、棋士の指し盛りはいつだろうという話題がある。思考力、集中力、記憶力等総合的にみて40代というのが定説らしい。スポーツなら例外はあってもやはり20代だろう。「天才」の世界は別にし…

快適さの時代

かつて猪口邦子さんは「大別すると、19世紀はテリトリアル(領土)ゲームの時代、20世紀はウエルス(富)ゲームの時代、そして21世紀はアメニティ(快適さ)ゲームの時代だ」と言った。確かに産業集積を考えたときに世界の仕事をする環境を見てみると…

仕事の目的

ファナックの稲葉名誉会長は、活力を維持するために大事なことは、と聞かれて「何のために私はこの仕事をやっているのか、その目的をはっきりさせることです。何だか知らんけどやらされているというのでは活性化できません」と答えている。皆さんの仕事は、…

改革のための8つのステップ

ソニーの出井さんの「ONとOFF」から。①危機意識の確立、②強力なガイドチームの形成、③ビジョンの創造、④ビジョンの伝達、⑤ビジョンに向かって行動するよう全社員を奨励、⑥短期的成果の計画と実行、⑦更なる改革の推進、⑧新しいアプローチの制度化。という8つ…

WHAT・IF2

軽い話題続き。「もしこうなったら」という時間を使ったシチュエーションもので、本でいえば北村薫さんの「ターン」(映画にもなった)、「スキップ」、「リセット」の「時と人」三部作、ケン・グリムウッド作で新潮文庫にある「リプレイ」などを続けて読ん…

WHAT・IF1 

OFFの軽い話題で。人生にもしあのときこうしていれば、こうなっていれば、というのはないのだけれど、そのWhat・ifシチュエーションをうまく使った映画を三本。ニコラス・ケイジ主演の「天使のくれた時間」、ちょっとシニカルな味付けもあるイギリス映画「ス…