2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

思考は本当の自分ではない

エックハルト・トールさん。「さとりを開く為の、一番肝心なステップは、『思考を本当の自分とみなすのをやめること』なんです。たえまなく流れている思考に『すきま』をつくる度に、『意識の光』が輝き出します。そのうち、子どものたわいのないいたずらに…

意識をいまに集中させる

エックハルト・トールさん。「『思考を客観的にながめる』以外にも、無心状態をつくる方法があります。意識を100パーセント、『いま』に集中させて、思考活動を遮断するのも、そのひとつです。意識のすべてを『いま、この瞬間』に向けてみましょう。そうすれ…

無心状態

エックハルト・トールさん。「思考がおしゃべりをやめると、『無心状態』が生まれます。最初のうちは、無心状態は、ほんの数秒間しか続かないかもしれませんが、心がけ次第で、だんだんと、長く続くようになります。無心状態の時には、『心の平安』を実感す…

思考を客観的に眺める

エックハルト・トールさん。「わたしたちは、この思考の束縛から、自分自身を解放することができるのです。そうしてはじめて、真の自由を手に入れることができます。そのステップとは、できるかぎり、思考の『声』に耳を傾けることです。何度も繰り返される…

どのギアに入っているのか

楠木建さん。「今の自分が大まかに言ってどのフェーズにいるのかという自己認識です。最近はマニュアルトランスミッションのクルマが少ないのでわかりくいかもしれませんが、昔のクルマはロー、セカンド、サード、トップの四段変速でした。今はどのギアに入…

笑い声のないところに

楠木建さん。「世の中には語り継がれる名言があります。例えば、ヘルマン・ヘッセの『真実は体験するもので、教わるものではない』ーこうした名言がなぜ心に刺さるのかといえば、本質を衝いているからです。はっとさせられる。言われてみれば誰もが深く首肯…

何でもいいから気晴らしを

楠木建さん。「失敗した本人はできるだけ早く汚名を返上したいと思う。何とかして、一部でもいいから損失を取り返せないかと考える。だから、中途半端な状態で動き出して、さらに悪い状態に陥ってしまう。ここに問題があります。立ち向かうエネルギーがない…

失敗の直後には

楠木建さん。「畑村洋太郎先生はおっしゃいます。人間は失敗の直後に正しい対応をとることはできない。大きなショックやダメージを受けたときには、風船に穴があいたような状態になってしまう。本来回復に向けて働いていくためのエネルギーが、その穴からシ…

キャリアプランは無意味

楠木建さん。「キャリアについては、『事前の計画』はできないというのが僕の持論です。あまりにもいろいろな要素が時間軸と空間軸の上で絡み合ってキャリアは形成されていく。30代までにこれをやって、40代はこれを達成して、というキャリアプランは意味が…

欲望に対する速度

楠木建さん。「品の良さの最上の定義だと僕が思うのは『欲望に対する速度が遅い』です。もともとは立川談志さんが言ったことだそうです。この定義は欲望の存在を否定していません。品が良いというのは、お釈迦様のように世俗的な欲望から離脱してしまうこと…

意識的に呼吸を深く

楠木建さん。「自律神経には、交感神経と副交感神経があります。前者がアクセル、後者がブレーキという役割で、このバランスの上に健康がある。現代人の多くの健康問題の原因は副交感神経が不活発になることにあります。一定の年齢を過ぎると、副交感神経の…

恵まれているところしか

楠木建さん。「嫉妬する人というのは、相手の成功しているところ、恵まれている処しか見ていない。本当はアレクサンダー大王も織田信長もハムダン王子も、孫正義さんだって、人知れず辛い思いをしているはずです。ダンデミスという人が言っています。『他人…

幸福の敵

楠木建さん。「他人との比較ーより厳密に言えば嫉妬ーこれこそが幸福の敵であり、人間にとって最大級の不幸のひとつだと僕は思っています。嫉妬という不幸にして醜い感情の源泉は比較可能性にあります。面白いことに、自分と比較できないところにいる対象に…

信用と人気

楠木建さん。「高峰秀子さんは『信用』と『人気』を峻別しています。ブランデッドが信用であるのに対して、ブランディングは人気を志向します。人気が微分値であるのに対して、信用は積分値です。ブランディングは微分値を極大化しようとする。KPIが設定でき…

積分派の幸福は記憶

楠木建さん。「しかもより重要な事実として、ガツンと来るイベントは毎日起こりません。微分的な幸せの追求には限界があり、積分した総量にこそ幸せがあると僕が思うゆえんです。積分派の幸福は記憶にあります。例えば子育て。やっている最中は大変でも、20…

微分派と積分派

楠木建さん。「私見では、人は幸福に対する構えで微分派と積分派に分かれます。この分類は、その人が幸せを認識するメカニズムの違いに注目しています。例えば昇進したとか、自分の評価が上がったとか、直前と現在の変化の大きさに幸せを感じるタイプが微分…

心がここにないとき

ナヴァル・ラビカントさん。「そこで雑念を締め出して、歯磨きに戻った。歯を磨くことの素晴らしさや気持ちよさを味わった。でも次の瞬間、また違うことを考え始めた。そこで脳をのぞき込んで、『この問題を今解決する必要が本当にあるのか』と言わなくては…

頭の中の独り言

ナヴァル・ラビカントさん。「私は頭の中の独り言に気をつけるようにしているよ。いつもできるわけじゃないが、脳をコンピュータプログラムでいう『デバッグモード』にするように心がけているんだ。会話やグループ作業の最中は、脳が手一杯でできない。だか…

ハンマーの法則

村松真宏さん。「『ハンマーを持てば、全てが釘に見える』はマズローのハンマーの法則と呼ばれている。どんな問題にも自分の得意な手法を使うことにこだわってしまうことをいっているが、これはハンマー以外にも当てはまる。以下のアメリカン・ジョークもお…

この1時間は人生の休み

ナヴァル・ラビカントさん。「私が毎朝1時間の瞑想を勧めるのは、それより短いと本当に深い瞑想ができないからだ。君が本気で瞑想を試したいなら、朝一番の瞑想を60日続けてみよう。60日ほど経つと、心の声を聞くのに飽きてくる。そしてその頃には問題…

歓喜と解放の1時間

ナヴァル・ラビカントさん。「瞑想して、心に抗わずにただ座る。すると、雑念がどんどん湧いてくる。子どもの頃からずっと返信していない、巨大なメールの受信箱みたいだ。雑念は一つひとつ湧き上がってきて、それに向き合わざるを得なくなる。解消せざるを…

目を閉じてただ座る

ナヴァル・ラビカントさん。「もう一つの方法は、毎日少なくとも1時間、目を閉じてただ座ることだ。何が起こっても身をゆだねる。まったく何の努力もしない。従う努力も、抗う効力もしない。雑念が飛び交っていたら、飛び交うがままにしておく。君のこれま…

今この瞬間を味わおう

ナヴァル・ラビカントさん。「君はいつか死に、すべてが意味を失う。だから楽しもう。前向きなことをしよう。愛を伝えよう。誰かを喜ばせよう。ちょっと笑おう。今この瞬間を味わおう。そして、君にしかできないことをしよう。呼吸は、自律神経系が随意神経…

つねに死を意識して

ナヴァル・ラビカントさん。「君がこの世にいられるのは、ほんの一瞬でしかない。君のやっていることの虚しさを自覚すれば、それが『ゲーム』だということに気づいて、大きな幸福と平安を得られるだろう。でも、それは楽しいゲームなんだ。現実を味わいなが…

人生はホタルの輝き

ナヴァル・ラビカントさん。「基本的に、すべてに通じる大きなコツがある。それは死を受け入れることだ。死は私たちに起こる最大の出来事だ。死を見つめ、逃げずに死を受け入れたとき、人生に大きな意味が生まれる。私たちは人生のほとんどを、死を免れよう…

厄介事に対処するコツ

ナヴァル・ラヴィカントさん。「小さな厄介事に対処するためのコツもある。厄介事が起こると、私の一部は瞬間的にネガティブに反応する。でもそこで、『この状態のポジティブな面は何だろう?』と考えることを学んだんだ。例えば、『おや、渋滞で会議に遅れ…

習慣を変える方法

ナヴァル・ラヴィカントさん。「変えたい習慣を1つ選ぼう。変えたいと強く願おう。変わった自分を心に思い描こう。無理なく続けられる方法を考えよう。ニーズ、トリガー、代替行動を特定しよう。友人に宣言しよう。しっかり追跡しよう。新しい自己イメージ…

感情を照らし返す鏡

ナヴァル・ラヴィカントさん。「誰かを批判すればするほど、君は孤立してしまう。その瞬間は気分がいい。自分のほうが優れていると考えて、自分に満足する。でもしばらくすると、孤独を感じる。何を見ても悪い面しか目に入らなくなる。世界は君の感情を照ら…

何よりも幸福を優先

ナヴァル・ラヴィカントさん。「君の習慣と、君がいつも一緒にいる人たちが、君という人間を作っている。君にとって幸福が重要だと心に決めよう。何よりも幸福を優先しよう。幸福に関することを片っ端から読もう。今この瞬間にもっと幸福を感じるための秘訣…

一人で部屋に静かに

ナヴァル・ラヴィカントさん。「前に読んだブレーズ・パスカルの本に、こんな一文があった。「人間のあらゆる問題は、一人で部屋に静かに座っていられないことから生じる」もし30分間満ち足りた気持ちで座っていられるなら、君は成功者だ。これはとても強…