2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

いっきょくいきまーす 

対象とされている年齢層が若年向きとされているものからおすすめを。まずは『月の影影の海』から始まる小野不由美さんの十二国記シリーズ。ひとつの「世界観」を作り上げるっていうのはすごいというか、楽しい作業なんだろうなと思いながらシリーズを読んで…

期待と成果を見比べる

ピーター・ドラッガーさん。「私は、カトリック社会におけるイエスズ会と、プロテスタント社会におけるカルヴァン派が、創設時から、奇しくも全く同じ方法によって成長していたことを知った。イエスズ会の修道士やカルヴァン派の牧師は、何か重要な決定をす…

成果をあげる習慣

ピーター・ドラッガーさん。「成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつけるうえで必要とされる習慣的な力である。筆者の知る限り、知能や勤勉さ、創造力や知識がいかに優れていようと、そのような習慣的な力に欠ける人は成果をあ…

変化し続ける生物だけが

「ダーウィンの進化論によれば、この世で最後まで生き残る生物は、最も強い生物ではない。最も賢い生物でもない。変化し続ける生物だけが生き残れるんです。これは企業にもそのまま当てはまります。」(ユニ・チャーム高橋慶一郎さん)。「会社を変革すると…

霧の中を進む勇気

菅野寛さん。「経営者に上がってくる意思決定案件とは、往々にして、情報が不完全で、科学的思考だけでは意思決定できない案件である。しかも、ここで意思決定を先延ばしにすれば事業のパフォーマンスに重大な悪影響を与えるので、いま、意思決定しなければ…

意思は才能に勝つ

菅野寛さんは経営者のアート系スキルの第一として「強烈な意思」を上げている。以下経営者の言葉。「いまどき流行らない精神論のように聞こえるかもしれないが、意思は才能に勝つと私は思っている。事を成し遂げるのは人の”才”ではなくて、”意”である。才の…

夏の朝の夢

マーラーの交響曲第三番には当初「真夏の朝の夢」というタイトルがついていたという。先般、日本人指揮者として初めてバイロイト音楽祭を指揮してきた大植英次さんの指揮で大阪フィルの演奏でそのマーラーの三番を聴いてきた。管楽器が多く入った大編成の日…

英文のポライトネス

ポール・ビソネットさんの英文Eメールライディングの講義を受けていて、Eメールの表現の礼儀正しさは、「相手のNOを答える権利をどれだけ多く見ているか」で判断すればいいと教わった。たとえばCould youとWould youではCould youのほうがポライト。読み…

上達のための基本プロセス

羽生善治さん。「私が、将棋を上達するためにしてきた勉強法は、初心者のころも今も変わらない。基本のプロセスは、次の4つだ。(1)アイデアを思い浮かべる、(2)それがうまくいくか細かく調べる。(3)実践で実行する。(4)検証、反省する。(略)…

自分の存在を確認する

羽生善治さん。「私は、将棋を指す楽しみの一つは、自分自身の存在を確認できることだと思っている。人生は食事をして眠るだけの繰り返しではない。『こういうことができた』『こういうことを考えた』という部分がある。それは楽しさであり、人生を有意義に…

集中力と体力

羽生善治さん。「私は、集中力の基盤になるのは根気であり、その根気を支えるためには体力が必要だと思っている。対局中は体はほとんど使わないが、勝負を急いでしまうと、いい結果は得られない。体力がないと苛立ちに負けて、考える力はまだ残っているのに…

デザーブ・トゥ・ウィン

イチローは「自分にその資格があるか」ということを意識しているとどこかに書いてあった。例えば、首位打者を取る資格があるのかといったように。ビジネススクールの戦略論の最後の授業で、戦略とは勝つに価する状況を創り出すことだ、という孫子の言葉を印…

深い集中力

羽生善治さん。「私が深く集中するときは、スキンダイビングで海に深く潜っていく感覚と似ている。一気に深い集中力に到達することはできない。海には水圧がある。潜るときにはゆっくりと、水圧に体を慣らしながら潜るように、集中力もだんだんと深めていか…

責任を引き受ける

フランクリン・コヴィーの『7つの習慣』のセミナー紹介に行ったのだが、第一の習慣の中に「自己責任」というのが出てくる。我々には選択の「自由」があって、それと「責任(結果)」はワンセットなのだという。自分で選んでいれば、結果が思わしくない時で…

目的をやり遂げる情熱

御手洗冨士夫さん。「私がリーダーたちに要求するのは、自分で目標設定をし、これを達成するためには何が必要かを真剣に考えて、絶対にやり遂げてやろうという情熱を持つことです。情熱が強ければ強いほどそのアイデアがわいてくるものです。そして、そのア…

目標は奮い立たせる道具

平尾誠二さん。「僕の経験では、『日本一になる』とか、『あの相手に勝つ』とか、目標は具体的なほどいい。その目標への行動計画も具体性を増すからだ。そもそも目標とは、自らを奮い立たせるための『道具』だ。そう考えれば、めちゃくちゃ頑張って何とか達…

困難との遭遇を喜ぶ

古田英明さん。「論語には、孔子の門人の子張の言葉として『君子は賢を尊んで衆を容れ、善をよみして不能をあわれむ』これはつまり、君子というものは、賢者を尊敬し、一般大衆とも親しくし、善行をする者はそういう人柄を愛し、不善を為すようなものでもそ…

いごこちのよさとは

辰巳渚さん。「いごこちのよさとは、配慮がいきとどいていることから生まれる。レストランに行って気持ちよく食事ができるかどうかは、気持ちのいきとどいたサービスを受けられるかどうかにかかっている。日本の茶道では、こまやかにかつさりげなくしつらえ…

感動と報酬の公式

古田英明さん。「私は、ビジネスシーンにおける『感動』と『報酬』の関係について次のような公式を考えています。それは『報酬=感動×0.7×0.1』というものです。この公式は、さまざまなビジネスシーンを観察した上で、それに基づいて感動がビジネスに…