2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分達にしかできない事業を

延岡健太郎さん。「撤退しても、何の影響もないような事業は、利益が出ないのが当然である。例えばデジカメやパソコンで撤退した会社があるが、影響は出ていない。4社も5社も同じようなことができるというのは、そういうことである。そういうことやってご…

金のなる木と花形の2軸で

延岡健太郎さん。「PPMでの『花形』の市場は、皆が参入するので血を流す過当競争の場であり、そこでは儲からない。一番金が入るのは勿論『金のなる木』である。この、儲かるところで徹底的に儲けないといけない。日本企業はどうしても『花形』にばかり力…

優れたリーダーの動機付け

ジョン・コッターさん。「優れたリーダーに見られる動機付けの仕方としては、以下があげられる。(1)相手にとって大切なバリューを語ること。(2)ビジョン達成方策の構築に部下を巻き込むこと。(3)ビジョン達成に努力する部下をサポートすること。コ…

リーダーシップは変化への対応

ジョン・コッターさん。「リーダーシップとは、変化への対応である。技術の急速な変化・国際競争の激化・規制緩和・企業買収の流行など長期的に予測不可能な状況変化は、新たな方向付けを求める。リーダーシップとは、長期的な新方向を求めるものであり、ビ…

マネジメントは複雑への対応

ジョン・コッターさん。「マネジメントとは、複雑さへの対応である。企業にとって、事業規模の拡大・対象地域の広域化・事業の多角化などの変化は、いずれも経営管理の仕事を複雑にするが、マネジメントというのは、それらに対し、経営計画と予算設定による…

組織能力による差別化

延岡健太郎さん。「商品ではなく、組織能力での差別化を目指した戦略論が主流になっている。持続的な競争力を持つ為には、模倣をされない強みが必要である。真似をされない組織能力の条件は、構築するのに時間を要することである。長年にわたり鍛錬を積み重…

社員の一割が変われば

鈴木滋彦さん。「円卓を囲んでじっくり話す『社長キャラバン』を始めたのも、私の考えを社員に伝えたいということと同時に、どういう社員がいるのかを自分の目で見たかったからです。手始めに150人をリストアップしてもらい、10人ずつ15 回のキャラバンを行…

全体最適への転換

鈴木滋彦さん。「どれだけ組織を変えても、社員のマインドを『部分最適』から『全体最適』に転換していかなければ、結局同じ状態に戻ってしまいます。ですから、組織改革では、同時に評価制度も変えるというのが大事なんです。あるチーム長は、チームの目標…

ローマ法皇よりも難しい

リカルド・セムラーさん。「相手が自分の名と身分を明かさない場合には、電話を受けることが断るように秘書や部下に指示するのがよい。その日に受けた電話メッセージの中から、本当に必要なもの(例えば顧客からのもの)だけを厳選して返電すること。それ以…

会議をもっと効率的に

リカルド・セムラーさん。「人間は社会的動物であり、他人と一緒の方が快適なのだ。従って、会議を完全に抹殺するのは人間の本性に反し、企業の能率を減殺する。しかし、会議をもっと効果的にするのは困難ではない。(1)予定通りの時間に始める。(2)始…

必要な会見に限る

リカルド・セムラーさん。「誰かがアポイントを入れて来たら、まずコンピュータの行動日程表記録ソフトを開くことだ。もし、その日が空いていれば、構うことはない、先約で詰まった日が画面に出てくるまでページを動かすのだ。それから、次のような台詞を準…

言葉の2つの役割

塩野七生さん。「言葉って武器なんですね。しかも、使うのは無料なんです。(略)我々の世界ですと、最初の三行で読者を掴まないといけない。本屋で本を開けるじゃないですか。その時に目に入ってきた最初の三行で勝負する。言葉で勝負する場合のテクニック…

散髪の愉しみ

散髪に行ってきた。といっても、数年前にたまたま入った美容院が気に入り、そこに通っている。腕もさることながら、店長をはじめ、店で働いている人たちの雰囲気がいい。名前を覚えてくれている。予約の電話の段階から名前に反応してくれる。誕生日には寄せ…

同じようなことを何回も

出井伸之さん。「舞台に出てくるコメディアンなんかは、初めの 30秒が勝負です。そこで、ぱっと人の心を掴まないと。スピーチも同じような所がある。それと僕がスピーチで気をつけているのは、同じようなことを何回も何回も言うこと。スピーチって1回や2回…

聞き手に残るキーワードを

出井伸之さん。「実は、スピーチライターをおいているんです。それも二種類。建築に例えたら、基本的な間取りを作るアーキテクトの役割を果たす人と、それに基づいて詳細な設計をつめていく人ですね。スピーチの粗筋ができるでしょう。僕は3人くらいに電話…

経営理念以外はすべて変える

中村邦夫さん。「特にてこずったのはOBでした。今になってみんなに言われるのは、『あの時、中村さんはブレなかった』ということです。ブレない拠り所となったのは、創業者の言葉ですね。私は社長に就任した際、『創業者の残した経営理念以外はすべて変える…

経営リーダーの成功条件

内野崇さん。「(1)健康であること。ハードな競争社会を勝ち抜いていく体力がある。(2)夢があること。現在の業務にあっぷあっぷしていない余裕がある。(3)声が大きいこと。言葉にきちんと責任をもって堂々といえる。(4)聞き上手であること。一方…

動機付けについて

内野崇さん。「メンバーのやる気と活力を生むためには、内在的な側面と外在的な側面がある。内在的には、(1)やりがいと誇りと達成感があること、(2)成長できるという実感と未来に対する展望がもてること、が必要であり、そのためには、魅力的な物語・…

レッド・オーシャンの過ち

キム氏&モボルニュ氏「市場で生き延びているために、レッド・オーシャン戦略者たちは競争の中で確かな地位を築くことでライバルより有利な状況を作ろうとします。通常は、競合他社がどんなことをしようとしているのかを分析し、より良いことをしようと奮闘…

実践共同体の形成

中原淳さん。「実践共同体(コミュニティ・オブ・プラクティス)とは、人々が、相互に知恵を持ち寄り、企業内の部署や担当者といった垣根を越えて、一緒に取り組める課題の元で、コミュニケーションを図りながら課題を解決するような自発的集団を指します。…