2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年を振り返って

いろいろなことがあった1年だった。1月にコロナにかかった。2月に32年越しの悲願であったことが叶えられて、去年からの家族の病気のことでも、2月の再手術を経て、ありがたいことに4月に退院できた。5月に田原総一朗さんに会いにいき、12月に図書券5000円を…

ストレス回避のための習慣

アンデシュ・ハンセンさん。「脳は時代に追いついておらず、不安の種を必死で見つけようとしてしまい、過度のストレスを感じてしまうことがあります。こうした一種のエラーを回避するのが、特定の場面で決まった動作を行うルーティーンや、自分なりの習慣を…

電話で話すだけでも

アンデシュ・ハンセンさん。「孤独が身体の健康にも大きな害をもたらすことは、これまでの研究で喫煙とほぼ同じレベルで、心筋梗塞や脳卒中で死亡するリスクを高めることがわかっています。人類の歴史を考えると、集団に属して一人でいることを避けることは…

生き延びるために進化

アンデシュ・ハンセンさん。「人類は、『幸せ』になるためではなく、『生き延びる』ために進化してきました。人類としての長い歴史の大半を、食料が限られ、身の危険も多い過酷な環境の中で暮らしてきましたが、そのような環境下を耐え勝ち抜いてきた者の末…

金より自慢の機会

イーサン・クロスさん。「トレードオフは、一時的に気分が良くても、時間と共に負の影響が出てくる行動をとる際に生じる。誰かに魅力を感じたり、好みの物質(コカインからチョコレートに至るあらゆるもの)を摂取したりする時に活性化するのと同じ脳回路が…

SNSと妬みの感情

イーサン・クロスさん。「ソーシャルメディアのおかげで、生活の見せ方を巧みに演出できる。これはフォトショップ版の人生であり、最悪の経験や見てくれが悪い瞬間は消し去られる。こうした自己顕示活動に取り組むことで、私たちは気分がよくなる。他人の目…

愚痴は周囲の人を遠ざける

イーサン・クロスさん。「否定的な内なる声を繰り返し他人に伝えると、社会生活の大いなる皮肉の一つを生み出すことになる。つまり、私たちは元気づけてもらいたくて同情してくれる知り合いに胸の内を語るのだが、それが度を越すと、自分が最も必要とする人…

嫌な経験を話したがる

イーサン・クロスさん。「ベルナール・リメという心理学者が、チャッターの特徴である強いネガティブな感情を経験すると、人が会話をするよう導かれるかどうか調べてみようと思い立った。リメは繰り返し発見した。つまり、人間は嫌な経験について他者に話さ…

マジカルナンバー4

イーサン・クロスさん。「注意を払い、賢明に判断し、創造的に考え、タスクを実行するには、自動モードから離れて意識的に努力する必要がある。これをやるには多くの実行機能が求められる。実行機能の容量は限られているためだ。こうした容量の限界の典型例…

夢は心の中の物語

イーサン・クロスさん。「新たな証拠から、夢はたいてい機能的であり、私たちの現実的なニーズにかなり沿っていることがわかっている。少しばかり滑稽なフライト・シミュレーターだと見なしてもいい。まだ到来していない出来事をシミュレートし、現実にあり…

頭の中の声は早口

イーサン・クロスさん。「要するに、私たちはみな、頭の中に何らかの形の声を持っている。思考における言語の流れは非常にせわしないため、ある研究によれば、私たちの内面における独り言のスピードは、声を出して1分間に4000語を発するのに匹敵するという。…

悪魔の声・妄念

イーサン・クロスさん。「私たちは、自分自身に話しかける。そして私たちは、自分自身の言うことに耳を傾ける。文明の夜明け以降、人類はこの現象と格闘してきた。初期のキリスト教神秘主義者は、黙想を絶えず邪魔する頭の中の声にひどく悩まされていた。そ…

脳のデフォルト

イーサン・クロスさん。「息をするように自然に、私たちは『いま、ここ』から『離脱』し、過去の出来事、想像上のシナリオ、その他の内面の黙想へと脳によって導かれる。こうした傾向はきわめて基本的なので、『初期状態(デフォルト)』という名前がついて…

半分はいまを生きていない

イーサン・クロスさん。「21世紀に広く行きわたった文化的マントラは、『いまを生きよ』という勧めである。この格言の知恵は充分に理解できる。過去の痛みや未来への不安に囚われることなく、まさにいま、他人や自分自身とつながることに集中すべきだという…

モチはあてにならぬ

BJ・フォッグさん。「モチベ―ションはあてにならない。困ったことに、大半の人が、モチベーションこそ行動変化の真の原動力だと誤解している。『報酬』や『インセンティブ』といった言葉があまりにも頻繁に使われるため、適切なニンジンさえあればどんな習…

フランス語検定3級

仏検3級を11月に受験した。仏検5級を取ったのが27年前、仏検4級の合格が12年前である。3級になると単語を書かなければならない。テレビのフランス語講座を勉強するというよりは流し見をしてきて、なかなかちゃんと勉強できていない。こんな状態で受けても受…

モチから対処するな

BJ・フォッグさん。「たとえば、週に一度のチームミーティングに部下たちがいつも何分か遅刻してくるとしよう。多くのマネージャーは、遅れてきた部下に対して叱責したり、罰を与えたり、にらみつけたりする。いずれも時間どおりに集まるという行動を引き…

きっかけなくして

BJ・フォッグさん。「きっかけがなければ、モチベーションと能力がどれほど高いレベルにあっても行動は起こらない。きっかけなくして行動はない。単純にしてゆらぐことのない法則だ。モチベ―ションと能力は、程度の差こそあれ、つねに存在している。あなた…

行動は繰り返すほど

BJ・フォッグさん。「関連する法則がある。もしかすると、それはあなたの人生を変えるかもしれない(私の人生は変わった)。その法則とは、『ある行動の実行が簡単であればあるほど、習慣化する可能性が高まる』というものだ。これは私たちが『いい』と思…

行動曲線より上に

BJ・フォッグさん。「習慣として根を下ろす行動は、行動曲線よりも常に上に位置する。ケイティがスマートフォンに夢中になる行動をグラフに表してみよう。モチベーションはきわめて高く、能力も高い。つまり、簡単に実行できる。しかも、ケイティのきっか…

行動の3つの変数

BJ・フォッグさん。「行動が変われば人生が変わる。しかし、行動をうながすのはたった3つの変数だということを、あなたは知らないかもしれない。・ある行動が起きるのは、『モチベーション』、『能力』、『きっかけ』が、一定の条件を満たしたときだ。『…

捨てて余白をつくる

加藤俊徳さん。「身の回りのモノには、記憶が紐づいています。『この書類には〇〇について書いてある』『この本はあの論文を書くための参考資料だ』『このメモは先週の予定のために貼ったんだ』等々、モノがあることでいろいろな記憶が喚起されると思います…

願望を引き寄せる

加藤俊徳さん。「脳科学的に見れば、願望を『引き寄せる』ということは、不可思議でも難しいことでもありません。要は、必要なものを『見つける目』をもっているかどうかが、カギになります。そのためには、脳の『視覚系脳番地』を満遍なく使いこなして、『…

意識的に呼吸を

加藤俊徳さん。「意識的に『呼吸』をすることには、もうひとつ大事な理由があります。『自分自身に意識を向けることができる』ということです。自分以外にばかり目を向けていると、『脳のバランス』は悪くなってしまいます。なぜなら、人間の脳には、『右脳…

瞑想には呼吸が重要

加藤俊徳さん。「『脳科学的瞑想』において、『呼吸』というものは非常に大事です。呼吸は、脳にとって重要な意味を持っているからです。脳の精神活動には、『酸素』が必要不可欠です。酸素交換がスムーズにできている時は、脳が効率よく働いているときです…

8つの脳番地

加藤俊徳さん。「私たちの脳には、機能ごとに大別すると8つの『脳番地』があります。(1)記憶系脳番地、(2)視覚系脳番地、(3)感情系脳番地、(4)思考系脳番地、(5)理解系脳番地、(6)聴覚系脳番地、(7)伝達系脳番地、(8)運動系脳番地…

ご褒美を用意する

加藤俊徳さん。「成功はいつも、”もうひと頑張り”した先にあったりします。けれども脳は、なかなかに飽き性で、ひとたび『面白くないな』『本当に成功できるかな』などと感じると、注意力がどんどん低下していってしまいます。それを何とか引き止めて、脳の…

トップギアにシフト

楠木建さん。「あるときに、機が熟したという感じがしました。タコメーターはあがりっぱなし、エンジンも唸っていて、ギアボックスがもうこの辺でシフトチェンジしろよ、と言っている。決断というわけでもなく、自然とギアに手が伸びました。当時は何も計画…

ルーティーンを決める

加藤俊徳さん。「日々の生活にルーティーンを設定すると、体調や運の微妙な変化に気づきやすくなります。例えば『毎日23時には就寝し、睡眠時間は7時間を確保する』といったルーティーンを設けてみます。『昨日は睡眠時間が30分だけ足りなかったから、今夜は…

マルチタスクをやめる

加藤俊徳さん。「脳は優れた器官ですから、複数のタスクも同時にこなすことができます。ですが、それだと1つのタスクに割り当てられる処理量は、どうしても低下してしまいます。そこで選択肢を2つ、3つに絞った上で、費やす熱量や時間に優先順位をつける…