2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

まかせるということ

松下幸之助さん。「孔子の弟子の子賤はある地方の代官になって赴任したが、自分はいつも琴を弾いていて、それほど仕事をしていない。それでいて、その地方はピシッと治まっている。前任者は、それこそ朝から晩まで一生懸命やったけれども、なかなかうまく治…

34の資質の分類

トム・ラスさん。「リーダーシップの4つの領域を構成する34の資質を分類すると以下の通り。(1)戦略的思考力の資質は:学習欲、原点思考、収集心、戦略性、着想、内省、分析思考、未来志向。(2)人間関係構築力の資質は:運命思考、共感性、個別化、…

リーダーシップの4領域

トム・ラスさん。「多くの経営陣を調査するうちに、まとまりがあって、成功しているチームでは、メンバーの強みが広範にわたっていることがわかり、そこで、リーダーシップの4つの領域が明らかになった。実行力、影響力、人間関係構築力、戦略的思考力の4…

企業に肉をつける

稲盛和夫さん。「確かに利益が出ると、半分強は税金で持っていかれますが、残りの約半分は企業内に残るわけです。私は企業経営の本質を考えた場合、この税引後利益を大事にしなければならないと思うのです。企業に肉をつけ、体力をつけるには、これを貯えて…

アメとアメなし

武沢信行さん。「人の意欲を引き出す方法としてもっとも原始的なものは「ムチ」であろう。その次に登場したのが「アメ」である。しかし奴隷でもなく、さほど空腹でもない現代人にはアメとムチの使い分けだけでは意欲を引き出すことが困難。 UCLA バスケット…

れみぜやん(演劇の愉しみ)

石原正一師匠が出ていることもあり、大阪のABCホールでピースピットの『れみぜやん』を観てきた。リバースキャストで師匠がジャンバルジャン的な主役で出ておられて、何ともかっこよかった。宣伝文句に曰く、「昭和37年大阪。浪花坂というドヤ街を舞台に『レ…

五感で味わう台湾冬茶

ルピシア・ティースクール大阪の講座「五感で味わう台湾冬茶」に参加してきた。台湾の烏龍茶ですね。台湾で一番美味しいのは冬摘み。春は香り、味わいは冬。台湾の四大烏龍茶は、発酵度15%ほどの『文山包種茶』(清茶)、発酵度25%ほど、凍頂山で採れる『…

誰にも言うなよ

上田稔夫さん。「けれども、僕が一番嫌いなのは愚痴です。愚痴というのはよくない。愚痴は本当に運を悪くしますよね。だって、愚痴というのは、お風呂の中で自分だけで1人で言っている分にはいいんですけれども、必ず横で聞いているわけですよ。そして、そ…

本当のコミュニケーション

上田稔夫さん。「クリエイティブ、創作というものは、情緒、感動の中から生まれるのでありまして、立派な研究所からは決して生まれない。立派な何とか研究所、そこからろくなものは生まれないと言ったら怒られてしまうかな。実は生まれないのであります。や…

人を求める

松下幸之助さん。「劉備玄徳の場合に限らず、”国を興すも人にあり、国をたおすも人にあり”とか”事業は人なり”といわれるごとく、事をなすにあたって、人を得るかどうかは極めて大事なことである。それによって事の成否は決まるといっていいほどである。それ…

人生を複線化する

藤原和博さん。「将来のキャリアを考える時には、希少性を高めるだけでなく、人生の複線化も欠かせない。人生が仕事一本の単線だと、その道が先細って狭くなった時に行き詰ってしまう。そこで会社の他に、自分が属するコミュニティを複数作り、人生に保険を…

1万時間の掛け算

藤原和博さん。「マルコム・グラッドウェルは『天才!成功する人々の法則』で、さまざまな事例をあげながら、どんな人もある分野について一万時間練習すれば、その道のマスターになれることを示した。一万時間は、一日8時間、年間200日働いたとして約6…

正しい決意をしているのか

ジェームス・スキナーさん。「原因があって、結果がある。そこで、目標を設定し、それに対して決意をしなければならない。さて、そこで問題。何に対して、決意をするのだろうか。ほとんどの人は、自分の望む結果に対して決意するだろう。しかし、このアプロ…

スリッパを揃える

鈴木義幸さん。「巨人の川上哲治監督も、繰り返し選手に言っていたことがあったそうです。『トイレのスリッパを揃えろ』。用を足したら、次の人が使いやすいように、履物を整えて出る。そのくらいの周りの人への配慮もできない者が、どうしてチームワークを…

微笑みは幸運を開く鍵

三輪明宏さん。「微笑みは幸運を開く鍵。私はそう信じています。微笑んでいる人を嫌う人はいません。大げさではなく、微笑みは『一生の時間』を変えてくれる。ぱあーっと場を明るくする笑顔を持つ人は、皆に『待たれる人』になります。どの世界にも交渉事や…

融和か生き残りか

孫正義さん。「基本的に僕は『イエス』から入る人間です。会社で『ノー』と言ったことも怒鳴ったこともなかった。ところがボーダフォンは『沈みゆく船』。立ち直らせるために、言うべきことをはっきりと言う形に改めました。何千億円も投資した会社の幹部や…

売り込みが早すぎる

鮒谷周史さん。「その内に『一般論は分かった。じゃあ、私はどうすればいい?』という話にもなってくることでしょう。ここで慌ててはいけません。『そういうことなら、個別コンサルを申し込んでください』という営業モードに入った瞬間、『……やっぱり、いい…

個別コンサルの本質

鮒谷周史さん。「個別コンサルの本質を一言でいえば、『一般的な(汎用性のある)話』と、『個別具体の状況』の差を埋めるサービス、ということになります。『一般的な話を聞いて、なるほどそうか、と思える話をするのと、その話を各人の状況に合わせ、カス…

報酬は遠すぎては駄目

中野信子さん。「女性は誘惑ではなく不安に負けて、重要な仕事を後回しにする傾向がある。女性は男性より、心を平穏にするセロトニンの量が少なく、損害回避傾向が高めです。損害回避傾向が悪い方向に働くと『もし失敗したらどうしよう』といった不安から逃…

脳は楽なものを選択する

中野信子さん。「誘惑に負けてしまうのは、脳は膨大なエネルギーを消費する臓器で、基本的に楽なものを選択するようにできているから。男性の脳は女性の脳に比べ、報酬系に関するドーパミンの感受性が低め。ドーパミンの感受性とはどういうものか。神経細胞…

社長が知るべき係数

上田稔夫さん。「在庫。これは資産勘定ではなく、負債部門に入れます。在庫が財産などと思ったら我々の業界はやっていけません。社長が知らなければならない係数というのは一体何なのか。これはいろいろ会社によってあるでしょう。しかし、一番大事なのは、…

慈悲・愛・仁

上村光典さん。「なぜならば、エゴが『人間の無意識の本能』に根付いているからです。自分自身が「エゴを超える」というあまりにも大きなテーマに取り組み続けたい。簡単なことならば、とっくに私たち人類はそれを実現しているはずです。もう2000年も前に、…

人の組み合わせ

松下幸之助さん。「武田信玄は、生涯自国に城というものを築かず、”人は石垣、人は城”という考えに徹して、人を重視し、人を最大限に生かして地歩を築いたが、人を使うについて、こういうことをいっているという。『自分は部下に釣合ということを考えている…

現実社会の不安を直視

荒木飛呂彦さん。「不安やスリルは誰の心の中にでもあるものだから、そこに蓋をして、あたかもないように扱う方が不自然です。僕自身は、ひたすら幸福な、サスペンスのない映画だけ観ている方が、ずっと不安に感じます。観ている間は楽しかったとしても、観…

ひきつける魅力

松下幸之助さん。「秀吉という人には、それほど人をひきつける魅力があったようである。それは秀吉の天性の人柄か、あるいは幼い時から諸国を流浪し、人情の機微というものを身をもって知り尽くしたことによるのかわからない。いずれにしてもそうした秀吉の…

改革により大躍進する年

関西師友協会の「今年の干支に思う」より。「平成二十六年の干支は甲午(きのえ・うま)であります。まず干の『甲』はよろい・かぶとの意で、草木や種子の芽を覆っている殻を指していて、時節がめぐり、種子や草木の若芽が覆っていた殻を破って頭を少し出し…

リーダーのやめる能力

鈴木義幸さん。「インド哲学によると、この世は『創造、維持、破壊』というサイクルで成り立っているそうです。つまり、破壊しない限り新しい創造は生まれない。ところが大抵は、破壊せずにまた新しいものを創造してしまうため混乱が起きてしまう。『創造に…

場のエネルギーを高める

鈴木義幸さん。「V字回復させてしまうクライアントはこんなことを話していました。『鈴木さん、やっぱり大事なのは、場のエネルギーを高めることです。リーダーは、その場のエネルギーの高低に最も影響を与えるんだと思います。みんなリーダーを見ていますし…

セルフトークをなくす

鈴木義幸さん。「感情を乱し、身体に影響を及ぼすセルフトークは、なぜ生まれるのでしょうか?その理由は、ほぼ『アイデンティティを守るため』であると私は考えています。誰にでも『自分はこうあるべきだ』とか、『他人からこのように見られたい』というア…

リーダーのスピード感

鈴木義幸さん。「ここ何年か、業績優秀な企業を見ていて、つくづく感じることがあります。それは『リーダーの行動が速い』ということです。チームのスピードはリーダーのスピードとほぼ比例関係にあります。リーダーの行動が遅いのに、チーム全体が速いとい…