2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

対象喪失にならぬため

築山節さん。「私は『自分の働くフィールドをシフトしていく』という視点を持っている人は、ボケずに生きていけると考えています。人生を愉しむ方法をどれだけ持っているかという能力の問題かもしれません。イギリスのサッチャー元首相やフランスのシラク元…

計画前と後が同じ

原田隆史さん。「目標設定用紙をつくったら、それを毎日の日誌に落として、今日やるべきこと、やったことを書きとめます。私は、そこで選手が練習前に立てた予定と実際の活動が合うか、整合性を見ていくのです。すると、能力の高い選手はほとんど計画前と後…

9時までに切り上げる

築山節さん。「午後は6〜7時頃に二回目の覚醒ピークがきて、その後も9時頃まで、覚醒度が高い水準で推移します。したがって、ピークに重要な仕事をするようにするだけでなく、午後は午前よりもより思考力や頭の冴えを必要とする仕事に取り組んだほうがい…

受動的人間

エーリッヒ・フロムさん。「落ち込んだ人間は、自分が何かからっぽになったように感じる。まるで手足が萎えたかのように。活動するのに何かが欠けているかのように、身体を動かす筈の何かが足りない為にうまく動くことのできないかのように感じる。そこで、…

脳は感情で動く

築山節さん。「脳は感情で動いています。好きなことや楽しいこと、自分にとって快いものが脳は大好きです。逆に、怒りやマイナスの感情、不快なものにとても敏感です。大脳辺縁系の中には報酬系と呼ばれるシステムが存在しており、ご褒美が得られるからもっ…

よかったと思えば快

築山節さん。「ダニエル・カーネマンが提唱した『ピーク・エンドの法則』というものがあります。その経験が『快』だったか『苦』だったかという記憶は、ピーク時と終了時(エンド)の時の『快・苦』の度合によって判断している、というものです。つまり、最…

その日の私

築山節さん。「複数のことに同時に集中しようとするのは、最も効率の悪い脳の使い方ですから、不安や焦りが募るばかりで、仕事はなかなか進まない。問題解決に集中できない。しかも、こういう時には、『解決するまで寝てはいけない』と考えがちなものです。…

新奇探索性の強弱

中野信子さん。「社会のルールや常識を鵜呑みにしがちな人は、新奇探索性が弱い可能性があります。人には、いつもの日常には飽き足らないで、新しいことを知りたいと思う、新しいことを知る喜びを感じる性質があり、これを新奇探索性と呼びます。この新奇探…

絶対臥辱期

泉谷閑示さん。「『受動』的である事に馴染んでしまった私達は、自らの内面と静かに向き合う事が、いつの間にかすっかり苦手になってしまいました。大正時代に森田正馬が発案した森田療法においては、その初めに、誰とも交流せず、気を紛らすことも一切禁止…

中年期の危機の問い

泉谷閑示さん。「青年期の危機は、人が社会的存在となっていこうとする出発点での様々な苦脳、『社会的自己実現』の悩みを指すものですが、中年期の危機の方は、ある程度社会的存在としての役割を果たし、人生の後半に移りゆく地点で湧き上がってくる静かで…

苦汁を舐めるなら

エリザベス・ギルバートさん。「最近、マーク・マンソンという作家の素敵なブログを読みました。彼によると、次の問いに対して正直に答える事が、人生の目的を見つける上での秘訣なのだそうです。『苦汁を舐めるなら、どんな味の汁なら大丈夫か?』。仕事を…

目を見開き眉を上げる

鈴鹿久美子さん。「遠くにいる人を見つけた時の目と眉の使い方が完璧なのです。まず、誰かを見つけたら、目を大きく見開き、同時に眉を引き上げます。これは、『あなたを見つけて驚いている』というのと、『来てくれたんですね! 嬉しいです』という『感動』…

草木も眠る丑三つ時

築山節さん。「サーカディアン・リズムのグラフは、真夜中過ぎから大きく落ち込み、午前4時〜5時頃に谷底をついています。昔から『草木も眠る丑三つ時』ともいいますが、深夜から明け方の時間帯は、脳も眠りについているのが本来あるべき状態なのです。この…

アミグダラのハイジャック

マーク・ゴールストンさん。「この3つの脳をどう扱えばいいのだろうか。人を動かしたければ、霊長類の脳を相手にすることだ。『怒っている』『心を閉ざしている』『キレてしまった』『おびえている』こうした反応は爬虫類や哺乳類の脳の働きによるもの。こ…

頭より心と身体

泉谷閑示さん。「『心』や『身体』は、『頭』が及びもつかない程の深い知恵と素晴らしい判断力を備えている訳ですが、それはどんな形で表れているでしょうか。例えば食欲を考えてみても、何がからだに良いとか、カロリー計算がどうのなどと考えなくても、適…

目で笑うには

鈴鹿久美子さん。「最上級の笑顔を作るポイント。それは、『目で笑う』ことです。『目で笑う』方法を伝授します。鏡を見て下さい。口角を限界まで引いて『いー』といいます。今の目はどんな風ですか? まだ、笑っていませんね。ここからが最高の笑顔を作るポ…

無駄と思わず贅沢を

本田晃一さん。「ちょっとここで、『お金』をキャラクター化してみましょう。『お金ちゃん』は、自分を好きな人のところ、自分を憎んでいる人のところ、どっちに来たくなるでしょうか。当然、前者ですよね。お金は自分を喜ばせるために使いたい、だけど、そ…

次に何をするのか

築山節さん。「前向きな自分を作るために、大切なのは、目標を脳にはっきりと認識させることです。『ほどよい興奮』を仕事や勉強に向かう意欲に効率的に換えていく為にも、『脳のエネルギーの投資先』が明確になっている必要があるのです。私たちは、『次に…

孤独遺伝子

石川善樹さん。「孤独になりたい、一人になりたいっていう『孤独遺伝子』を持っている人がいるんですよ。その遺伝子を持っている人は、村から外へ出ていくんです。村にいれば安全なのに、新しい所を勝手に開拓してくれるんですね。でも、そういう人がいるか…

自由は脳に楽ではない

築山節さん。「私たちは、ある程度の年齢・立場になると、自分本位に生きようと思えば、いくらでもそうできるようになりますが、そういう生き方は、脳にとって決して楽ではありません。エーリッヒ・フロムの本の中に、『自由は担うには重すぎる』という意味…

まとまった時間はない

築山節さん。「仕事は細切れの時間でコツコツ対応していくのが、もっとも効率の良い進め方だと私は考えています。私はある時期まで、仕事を溜め込んでしまうことがあるタイプでした。『まとまった時間』ができるのを待っていたからです。経験を繰り返しなが…

運動と人に会う

ジョン・レイティさん。「ストレスを感じると、脂肪を蓄積する為に、元気が出そうなものを食べたくなる。こんな時の体はグルコースを欲していて、ドーナツについ手が伸びる。そのような単純糖質と脂肪は、簡単に燃料に変化するからだ。さらに現代社会では、…

運動は脳の劣化を遅らせる

ジョン・レイティさん。「脳では、ストレスのせいでニューロンが弱くなると、シナプスが蝕まれ、最終的には繋がりが切れてしまう。年を重ねてもずっと社交的で活動的な人は、脳の劣化のスピードを遅らせることができる。退職後の人の脳内血流レベルを調べた…

快食療法の法則

横倉恒雄さん。「食べることは幸せ。だから、食べたらその分幸せになって当然なのです。好きなものを好きなだけ、おいしく食べなさい。それが、『快食療法』。驚くなかれ、それですっきり脳疲労が解消されるのですよ。ただし、いけないことが一つだけありま…

防御反応としての食べよ

横倉恒雄さん。「なぜ、人間は退化の時代に入ってしまったのでしょうか。その答えは、『脳疲労』にあります。私たちの日常は飛躍的に複雑になり、様々な種類のストレスが生まれるようになりました。さらに、あらゆる情報が入ってきます。その為に、脳は常に…

快適スイッチを手に入れる

横倉恒雄さん。「快適スイッチとしてまず考えられるのは、やはり身体を動かすことです。身体を動かすことは、心の風通しをよくするためにも重要なこと。身体がほぐれると、気持ちも快適になりやすいのです。最も手軽で無理のない快適運動は『散歩』かもしれ…

快適スイッチを仕掛ける

横倉恒雄さん。「いつも笑顔でいる人の周りには自然と人も集まってきますし、不思議なほどにいいことが起こります。けれども、なかなかお腹の底から笑う機会はありませんね。それどころか、一日のほとんどをしかめ面で過ごす人の多いこと。自然な感情を解放…

本質的には宇宙とひとつ

大木ゆきのさん。「あなたは本質的には宇宙と一つの無限なる存在なのです。でもあえて、宇宙は自分の分身でもある魂に無限なる宇宙から切り離された、頼りない『個』の体験をさせることにしました。なぜなら『切り離された個』であることがどんなに心もとな…

自分をたっぷりねぎらう

大木ゆきのさん。「他人の価値観を手放し、余計な情報から離れたら、一人になって自分をたっぷりねぎらってあげてください。とにかく、リラックスできて、あなたが心地よくなれることなら、何でもいいです。あなたはとても大切な人だから、あなた自身が自分…

なまくらな心に

原田隆史さん。「研修や講演の場でよく、『目標を立てて、それに向って頑張っているのに、結果が出ないのはなぜでしょうか』という質問を受けます。答えは簡単、『自分がさぼっていた』からです。さぼるというのは、自分の”なまくらな心”に負けているという…