2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嫉妬とは何か

立川談志さん。「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送れ…

独自のコンセプトは何か

楠木建さん。「スターバックスの戦略ストーリーでの長期利益に向けた競争優位は何か。日本市場の例でいえば、競争相手の一つであるドトールは、低コストにそれを定め、長い間コーヒー1杯の価格を180円に抑えていました。これに対して、スタバの意図する最終…

クリティカル・コア

楠木建さん。「『戦略ストーリーの一貫性の基盤となり、持続的な競争優位の源泉となる中核的な構成要素』、これがクリティカル・コアの定義です。この定義を前段と後段に分解すると、2つの条件が見えてきます。第1の条件は、『他のさまざまな構成要素と数…

魯山人を使う展

京都にお墓参りに行った折に、家でめずらしく『龍馬伝』を家族で見ていることもあって、長州屋敷址(京都ホテルオークラのところ)から、幾松(桂小五郎寓居跡)、酢屋(坂本龍馬寓居跡)、池田屋(料理屋になっていて、店の人が新撰組の誠のはっぴを着てい…

ジャズの愉しみ

通学路にブルーノートがあった。といっても、18年前の話で、一年目はダウンタウンにあった校舎が新設されてワシントンスクエアに移ったあとのこと。オスカー・ピーターソンやチック・コリアを聴きに行った。店としては、今はなくなったけれど、SWEET BASIL…

現状不満足企業

後藤卓也さん。「『絶えざる革新』を標榜してきました。組織が大きくなれば壁もでき、意思の疎通を欠くことが多くなるので、たえず変わっていくことが難しくなる。経営としては、組織にいかに揺らぎを起こさせるかということを考えていました。これは社員に…

自主的に行動するまで我慢

林成之さん。「精鋭集団への改革にあたり、最初に行ったのは、スタッフ全員を集めて(1)前向きで明るい性格でいる、(2)仲間の悪口を言ったり意地悪をしない、(3)人とのコミュニケーションを考え面倒見のいい人格を持つ、(4)『できない』『難しい…

コスト削減は文化的

ジェームズ・コリンズさん。「コスト削減については重要なポイントがあります。コストは『文化的』だということです。例えば、米サウスウエスト航空。好不況とは無関係に、同社は常にコスト管理を徹底しています。企業文化として埋め込まれているのです。危…

戦略的要素とは

ジェームズ・コリンズさん。「1971年、ダーヴィン・スミスがキンバリー・クラークのCEOに就任しました。スミスの下で同社は本業である製紙事業を売却し、ティッシュペーパーなど日用品事業へ経営資源を集中投下しました。スミスは製紙工場の売却によって…

得意なことと好きなこと

本田健さん。「普通、人は『得意なこと』と『大好きなこと』を混同してしまう。成功者の多くは、得意なことをやる『ワクワク病』にかかっている。それは、アドレナリンが湧き出るようなワクワクした高揚感で、パッと見では、大好きなことをやっているように…

ミュージカルの愉しみ

最初に観たのは学生時代の卒業旅行で連れて行って貰ったロンドンでの『Me and my Girl』だった。留学時代はブロードウェイに主に半額チケットを買って観に行ったものだった(というほど昔になってしまった。)オフ・ブロードウェイで最初に観た『Nunsence』…

達成できたことのリストを書く

本田健さん。「いままで望んできて、達成できたことのリストを書きなさい。どんな細かいことでもかまわない。そして、今度は、達成できなかったことのリストを書きなさい。そのリストを眺めてごらん。おもしろいことに気づくはずだ。達成できたことのリスト…

社員が適材であるための条件

ジェームズ・コリンズさん。「第1に、企業理念を共有する人材です。第2に、上から厳しく管理する必要のない人材です。第3に、『仕事』ではなく『責任』を与えられていると自覚する人間です。第4に、いわゆるコミットメントを守る人材です。つまり、『有…

消費環境の大きな変化

鈴木敏文さん。「1970年代はモノがまだ不足していた時代。ですから、モノを並べておけば売れました。80年代になると、売れる商品と売れない商品に分かれ始めた。売れない死に筋の商品を排除して在庫を厳密に管理し、利益を確保する発想が求められました。90…

半分は生徒の選んだ練習を

吉田洸司さん。「放課後の練習の半分は、生徒たちのやりたいことをやらせます。朝の練習後に、『今日は何を練習したい』と聞き、半分は彼らの選んだ練習をする。こんな取り組みを始めたのも『部下は上司の鏡』という言葉に触発され、自分自身を見つめるよう…

心がぶれていると諭す

吉田洸司さん。「それでも、選手の我の強さが時折顔を出すことはある。例えば、ピッチャーに敬遠をさせた後、『なぜ勝負させてくれないのか』と苛立った様子で次のバッターに対することがあります。それで打たれたら、守備についている選手もベンチもいい気…

部下は上司の鏡

吉田洸司さん。「当時の私はと言えば、部員に対して、『どうしてオレの言うとおりに動いてくれないのか』と不満を抱いていました。(略)目を通したビジネス書の中で特に印象に残ったのが、『部下は上司の鏡』という言葉でした。その言葉の説明には、『部下…

いい顔をしているか

偶然からお誘いいただいてある会合に参加しているのだが、その会の会長さんのKさんが、「最近、鏡を見て、いい顔をしていますか」と言われた。(もともとおしゃれでかっこいい人ではあるのだが)後ろがない状態でやっているときは、我ながらいい顔をしてい…

イギリス的とイタリア的

4年ほど前、高校の同窓会でしゃれた感じのイタリアン・ワインバーに連れて行って貰った。そこで、当時はフランスにいた同窓生の名前を出して話していたら、カウンターにいた店のオーナーが「もしかして、それは私の中学の同級生だった○○のことですか」と彼…

勢いをつけるには全員参加

吉田洸司さん。「普段の練習も、控えの部員たちのテンションが低いと活気が出ません。『レギュラーだけで頑張ればいい』といった雰囲気が広がると、チームの勢いが失われてしまいます。勢いというものは曖昧で漠然とした印象にすぎないんですが、それがない…

レギュラーよりも控えの選手と

選抜大会で優勝した県立清峰高校野球部監督、吉田洸司さん。「普段はレギュラーよりも控えの選手とコミュニケーションを多く取るように心がけています。例えば、県や九州地区の大会で優勝した時などに、控えの選手だけに声をかけて食事を奢ったりします。そ…

結論を急ごうとしない

城野宏さん。「議論したり、研究したりしてみんなにしゃべらせることは、一同を動員して、やる気にもっていき、各人が十分の力を発揮させるためなのである。その時に、とにかく結論を出さねばならぬと結論を急ぐ人は、リーダーとしての資格がない。結論を急…

情勢把握と実際処理を結ぶ

城野宏さん。「リーダーの資格は、大きな情勢把握と目前の実際的処理とを結びつけることができることである。世界情勢が、日本の情勢がどうといったことに対しては、『そんな縁の遠い話なんかしている時ではない。会社の目前のこの問題をどう始末をつけるか…

決まった時間内にまとめる

城野宏さん。「リーダーの資格は、決まった時間内にまとめることができることである。ある問題を話していても、のんべんだらりと時間をおかまいなくやる人は、リーダーとしての資格はない。このことを5分で説明しなくてはならぬというのなら、ちゃんと5分…

闇と孤独と自分の時間

我々は自分の時間というのは持つけれども、本当に自身の時間かとういうと、そうではないものがほとんどである。インターネットに向かっている時に、人の魂は外側をむいている。光の刺激がある限り、意識は外に向く。文明は光であり、闇は孤独である。闇と孤…

あたかも偉くないかのように

本田健さん。「偉い人には、あたかも彼が偉くないかのように接しなさい。そして、偉くない人には、あたかもその人が偉い人のように接しなさい。そうすると、そのどちらからも君は驚きの目で見られるだろう。彼らは、そんな扱いを受けたことがないからだ。そ…

生きがいのある人生を紡ぐ

ジェリー・ポラスさん。「筆者は、絶えず整合性を図る作業に打ち込むためには、人並みはずれた使命感、自制心、そしてときには人一倍の勇気が必要だと考えている。永続的な成功(そして幸福も、もしそれが成功に対する個人的な定義の構成要素ならば)を与え…

目標と意義との整合性

ジェリー・ポラスさん。「人々は最初、ゴルフをする目的は自分そのものでいられる機会などという。ところが、講習会に何を期待しているかと問うと、彼らは、『スライスをなおしたい』などと並べ立てる。ゴルフの場合も、人生と同じように、目標と意義との整…

私にはわからない

ジェリー・ポラスさん。「自分が正しいとわかっていることにあくまでこだわるべきだ。わからないことがあれば、わからないといえばよい。チベット仏教の世界的聖人で、生涯をかけて世界中の宗教心の相互理解を図ろうと努力しているダライ・ラマでも、平然と…

取ろうとする人にはやるものか

小杉俊哉さん。「人間関係を”Take & Take"で、人を利用してやろうという人は問題外としても、"Give & Take"で捉えている人、つまり相手から何かを貰うことを期待している人には、その人が受け取るものは自分が取ろうと思ったものを超えることは絶対にありま…