2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

もう一度やってみよう

松下幸之助さん。「そうした経験からつくづく思うことは、何ごとによらず、志を立てて事を始めた限り、少々うまくいかないとか、失敗したからといって、”これはもう見込みがない。ダメだ”と、簡単にあきらめてしまってはいけないということです。そのような…

成功は幸せを保障しない

キム・ナンドさん。「長い間、幸せは話題にするようなことではなかった。大切なのは成功だったのだ。今、成功することは必ずしも幸せを保障するのではないという当然の事実に、みんなが気づいたのだ。試験でいい点数を取ったとき、スポーツで相手に勝ったと…

成果と感謝のバランス

キム・ナンドさん。「(ドーパミン的な、楽しさと快感の幸せとは)反対に、リラックスしているとき、森の中を歩いているとき、陽射しを浴びているとき、人の役に立っているときに感じる、ゆるい幸せがある。セロトニンというホルモンがこのとき分泌される。…

徳ということ

松下幸之助さん。「人間は誰しも自分が大事であり、可愛いものですよ。そのことは自然の感情だと思います。しかし、そうした自分の利害とか感情にとらわれてしまうと、判断を誤ることもあるし、力強さも生まれてこない。自分というものをすて去って、何が正…

欲に生きるが欲にとらわれない

松下幸之助さん。「充実した人生を送るために大切なことは、欲を悪いものだと決めてしまわず、うまく生活に生かす工夫をすることです。そのためには欲の正しい使い方を知り、必要以上の欲を慎むことを忘れてはいけません。たとえば、お金を儲けたいという欲…

人生でいちばん楽しいこと

キム・ナンドさん。「『人生で一番楽しいこと』とは何だろう? ぼくの答えはこれ、『成長すること』だ。人は自分が成長していると感じるとき、大きな喜びを感じる。例えばゲームがそうだ。ゲームを作る時一番重要なのは、レベル、階級、アイテムなどで、”ゲ…

最高と最低を知る

松浦弥太郎さん。「何かを深く理解したければ、最高のものと最低のものを知ることです。たとえばホテルを理解したければ、一流ホテルと3000円の宿の両方に泊まる。おいしいものだけを食べ歩くのではなく、そうじゃないものも味わってみるということです。良…

3分で明日をシミュレート

渡邉美樹さん。「日記をつけおわったら、私は3分間で明日の予定をシミュレーションしています。これによって、思考を未来へと切り換えるのです。この『明日をイメージする作業』においても、ちょっとしたコツがあります。『最高の自分をイメージする』とい…

天分を生かし切る

松下幸之助さん。「人間としての成功とはいったい何なのでしょうか。われわれの年代は幼い頃から立身出世するようにと教えられてきました。それが成功だったのです。しかし、そういうことだけが成功ではない。いやむしろ、お互い人間にとっての成功というの…

靴をそろえる

キム・ナンドさん。「孟子研究家の大家ハ・グムゴク先生によると、強運を呼び込むには4つの条件があるのだそうだ。しかも、誰でも一生に二、三度は強運が訪れるという。どれだけしっかり準備していたかによって、運の強さが変わるというのだ。その4つの条…

幸せの3つの条件

松下幸之助さん。「まず第一は、自分が幸せだと感ずること。世間には他人から見れば、大変めぐまれているな、幸せだろうな、と思われているような人でも、本人は不平不満に明けくれている、というようなこともありますわ。そして第二は、世間の人々もその幸…

生まれ変わっているから

キム・ナンドさん。「3つ目の理由。あなたは少しずつ生まれ変わっているから価値がある。誰もが最も美しい究極の姿を持っている。その姿に少しずつ近づくために、自分に与えられた限界と闘い、努力するのだ。ぼくが伝えたいメッセージは一つ。『出来る限り…

世界をよくすることが

キム・ナンドさん。「あなたには価値がある。2つ目の理由。あなたは世界をよくすることができるから価値がある。世の中が少しずつよくなること、誰かが幸せになることに貢献できることは気持ちのいいものだ。『世界の平和を守る』といった立派なことである…

あなたには価値がある

キム・ナンドさん。「間違いなくあなたには価値がある。それには、少なくとも3つの理由がある。一つ。あなたが愛し、あなたを愛する人がいるから。ぼくの葬式であらわになるぼくの価値とはどれほどのものだろうか。ぼくとの永遠の別れを嘆いてくれる人、そ…

時間に好かれる仕事と暮らし

松浦弥太郎さん。「お金、道具、身の回りのもの、すべてのものと、同じように仲良くなることが大切です。特に時間とは仲良くしたい。時間に好かれる仕事と暮らしを心がけています。追いも追われもせず、時間と共に、穏やかな一日を過ごす。ものでもないし、…

快適な空間を探して

カフェ文化論の続き。快適な空間というのがある。環境・雰囲気・音楽・風など、すべてが心地よい場所。子供の頃や絵本の世界では、秘密基地だったり、ウッドハウスだったりするけれど、現代の社会人ではカフェがそういう場所かもしれない。幸せだなあと充実…

お金に好かれる暮らし方

松浦弥太郎さん。「自分がされて嫌なことは、相手にもしない。これは人に対してもお金に対しても同じです。仕事をするにも暮らしていくにも、お金はとても大切です。常に自分を助けてくれる、友だちのような存在です。だからお財布を開くたびに、自分の胸に…

熱意ということ

松下幸之助さん。「熱意を持つということは、上に立つほど大事で、たとえば会社の部長であれば、その部署においていちばんのものを持たなくてはつとまりませんね。部長に仕事に対する熱意がなかったなら、その部下はほんとうに働くものではありません。しか…

努力と運命

松下幸之助さん。「運は努力によって生み出すもの、という人がいますね。そういう見方も大事だと思いますが、運があるからこういう成果があがったのだという見方も非常に大事だと思いますよ。つまり成功して順調にいっているときは運がいいのだと思い、困難…

欲求を捨てての幸福

三谷宏治さん。「人間の持つ欲求について、この世で初めて、もっとも深く切り込んだのは釈迦かもしれません。仏教では『執着(しゅうじゃく)』が、あらゆる煩悩の素だということになります。釈迦は、その執着を捨てよと説きました。いわゆる『四諦』(苦諦…

近代哲学の金字塔

小川仁志さん。「私の意識はどこから来るかをめぐって、デカルトに端を発する大陸合理論と、ベーコンあるいはロックに端を発するイギリス経験論が対立します。前者は生得的観念(人間が生まれながらに持っている知識)を認めようとするのに対し、知識は生得…

我思う故に我

小川仁志さん。「中世に入ると、キリスト教が幅をきかせます。したがって、哲学の役割も、いかにキリスト教と哲学を融合させるかという点に重点が置かれます。ここではアウグスティヌスとトマス・アクィナスという二人の哲学者を押さえておけばいいでしょう…

心を磨くこと

松浦弥太郎さん。「これからは人間力の時代です。人間力をつけるには、心を磨くことです。本を読み、音楽を聴き、アートや演劇を観ましょう。文化に触れることは、心を磨くきっかけになります。自分でどこかに出かけていき、文化的なものに触れるという『実…

永遠のジャグリング

キム・ナンドさん。「人生とは、会社、家庭、自分、その他の変数の間で行われる永遠のジャグリングだ。ジャグリングで重要なのは、他の玉を無視してひとつの玉だけを掴むことではなく、すべての玉を同時に掴むことでもない。適当に玉から手を離してバランス…

古代ギリシャの哲学

小川仁志さん。「古代ギリシャでは、ソクラテスによって哲学が始められました。彼は批判的に検討することで、物事の本質を暴き出すという哲学の手法を確立したのです。具体的には『無知の知』による問答法によって、決して知ったかぶりをすることなく、相手…

強い意志力で会社を

大西康之さん。「経営の一線を去るにあたり、日本企業の経営者へのメッセージはあるか、と問われると、稲盛はこう言った『日本企業のリーダーは、もっと強い意志力で会社を引っ張っていかなければならない。経営には格闘技と同じように闘魂がいる。闘志なき…

8勝7敗の法則

松浦弥太郎さん。「全勝すると、次には全敗というリスクがあります。あまりにもすべてうまくいき過ぎると、反動として怪我や大きな病気、トラブルといったアクシデントに見舞われます。お相撲のごとく、八勝七敗の勝ち越しを目指しましょう。半分半分の引き…

小さい約束ほど大切にする

松浦弥太郎さん。「『今度、ごはんを食べに行きましょう』『その本なら貸すよ』僕たちはこうしたことを気軽に口にします。おしゃべりのついでのひと言かもしれませんが、れっきとした約束であり、大きな約束と同じように守るべきものです。なにげなく曖昧だ…

科学・歴史・文学・時事

小川仁志さん。「社会のことを知らないと物事の本質は見えません。最低限の教養が必要であるといいたいのです。問題は、どうすれば社会のことを知ることができるかです。そこで最低限これだけは、というものをあげました。整理すると、自然学(科学)、歴史…

想定外の出来事

和田秀樹さん。「実は前頭葉というのは、想定外の出来事と直面したときに活発に働きます。トラブルやアクシデントもその一つですが、どういう結果かフタを開けてみなければわらかないような状況とか、明日は何が起こるかドキドキするような状況というのが、…