頑固に貫き通すところに

nakatomimoka2018-01-04

江夏豊さん。「『指導者になって、江夏さんのような個性派を育ててください』とよく言われる。けれど、それは無理な相談だ。選手が主体だった我々の時代と違い、今は管理野球、組織野球が主体だ。選手はチームの指令通りやっていればよく、個性は必要とされない、個性は技術へのこだわりから生まれる。他人から何をいわれようが、俺のフォームはこれだ、といって頑固に貫き通すところに個性が出る。人にいわれたことをすぐ取り入れる今の選手は器用だが、個性はなくなるだろう。それでも自分はプロ野球の将来に関して楽観的だ。時代は時計の針のように、同じところをぐるぐる回っているようなものだと思っているからだ。必ずまた、個性が求められる時代が巡ってくると信じている」不器用といわれても、フォームを貫き、個性を出す生き方をしたい。