快適さの時代

かつて猪口邦子さんは「大別すると、19世紀はテリトリアル(領土)ゲームの時代、20世紀はウエルス(富)ゲームの時代、そして21世紀はアメニティ(快適さ)ゲームの時代だ」と言った。確かに産業集積を考えたときに世界の仕事をする環境を見てみると、クオリティ・オブ・ライフというのが鍵になってきてはいる。しかし広く住環境も含めた職場環境を快適に、というのは日本の大都市圏ではまだまだといったところだろうか。