二時間の別世界

中国の歴史家司馬遷は、一日のうち二時間だけ別世界に住み、その日その日の煩悩を絶つことができれば、それは精神と肉体の牢獄に閉じこめられている人たちから羨望される特権を得たことになると言ったそうだ。最近別世界に行けたのは、佐藤賢一氏の「王妃の離婚」、久々に夜更かしして読み終わった本でした。