明鏡止水

スポーツジャーナリスト二宮清純氏。「精神が最も高まった状態というのは、トランス状態というか、非常にスタティックな状態になるんだと思うんですよ。明鏡止水という言葉がありますが、曇りのない鏡と澄んだ水という意味です。よくピッチャーはマウンドで観客の声がまったく聞こえないというんです。そういう心境を人工的につくることが大切なのですね。」そこまで集中しきった状態を経験したのはいつのことだったか。一日に一時間でも、作りだしたや、明鏡止水状態。