できると百回言ってみい!

永守重信さんのエピソード。永守さんが立ち上げた日本電産の創業期には、「どんなものでも試作します」をモットーに、様々なチャレンジに挑んだ。難しい案件が入り、技術部隊が音を上げそうになると、永守さんは決まって「大声で百回できると言ってみい」と叱咤したという。「できる、できる……」と百回言い終わると、「どや、できる気になったやろ。できると思えばできるんや」と言われたのだと。日本電産の経営理念のひとつは、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」なのだという。「なせば成る」や、片山右京さんの「自分を洗脳する」にも共通するが、出来ると信じて出来るまでやるというのが大事なのであろう。あの日、出来るまでやった逆上がりのように。