沖縄のやんばるで、満天の星空を見ることが出来た。あれがサソリ座、天の川をはさんで、あれがオリヒメ、あれがヒコボシ、そして白鳥座のデネブで夏の大三角形と、ジョージさんの懐中電灯の灯りが夜空に伸びていき示される先の星空は、これほどまでに星があったのか、空はやはり３６０度広がっていたんだなぁ、と改めて思うようなものだった。人工衛星が通り過ぎ、いくつかの流れ星を見た。見上げていると首がいたくなる。寝ころんだり、キャンプ用の椅子に座って、夜空を見上げてたりした。いろいろと、思うようには行っていないように今は見えることもあったりするけれど、星を見たり、森の中でホルストガエルの鳴き声を聞いたりしていると、癒しだとか森林のフィトンチッド効果とかいうことを越えて、生きていこうと思えるような気がしたものだった。
