由緒ある家畜

nakatomimoka2010-11-28

ジャドレ・ダイアモンドさん。「哺乳類で家畜化されているのは、ほんの数種類の陸生の大型草食類だけである(水生の動物が家畜化されなかったのは、近代になってシーワールドのような施設が登場するまで、飼育や繁殖が困難だったからである)。大型草食動物の大型を、体重100ポンド(約45キロ)以上と定義すると、二十世紀までに家畜化されたのは、たった十四種にすぎない。『由緒ある14種』のうち、世界各地に広がり、地球規模で重要な存在となったのは、牛、羊、山羊、豚、馬の『メジャーな五種』である。限定された地域だけで重要な存在となったのは、ヒトコブラクダフタコブラクダ、ラマ/アルパカ、ロバ、トナカイ、水牛、ヤク、バリ牛、ガヤルの九種である。飼育と家畜化には大きな違いがあり、この二つはきちんと区別する必要がある」なるほど。Photo:[H]