腹が減っていると危険を冒す

nakatomimoka2013-02-08

ケリー・マグゴナガルさん。「現代人の脳はいまだに血糖値によって、食べ物が手に入りそうもないか、あるいは沢山手に入りそうかを判断しています。現代社会においてはコントロールの喪失と見なされてしまうことも、実は戦略的なリスクテイキングと呼ぶべき脳の本能の名残かもしれません。飢えたりしないように、脳は危険を顧みない衝動的な状態に切り替わります。実際、研究によれば、現代人も空腹の時には危険を冒す傾向があります。例えば、お腹が空いているとリスクの高い投資に手を出したり、ダイエットをした後は、”パートナー拡大戦略”(浮気のことを進化心理学者が呼ぶとこうなります)に積極的になったりします。血糖値が下がると、脳はいまだに目先のことだけを考え、衝動的な行動に出る傾向が強くなります」ハングリーも善し悪し。