心が内面に引き戻される

nakatomimoka2013-03-27

ジョーゼフ・キャンベルさん。「瞑想とは、あるテーマを絶えず思考し続けることを意味しています。祈りとは神秘との関わりであり、神秘についての瞑想です。ローマ・カトリック教会で教えられる瞑想の形があります。それはロザリオの祈りを、何度も何度も繰り返すのです。そうすることによって心が内面に引き戻されます。サンスクリットでは、この行を『ジャパ』と呼びます。『聖なる御名の繰り返し』という意味です。それは他の興味関心を閉め出し、ひとつのことへの集中を可能にします。そして、想像力の大小にもよりますが、その神秘の深さを経験することをも可能にしてくれます。神秘が一連の概念や理念に矮小化されてしまっている。そして、概念や理念ばかりを強調すると、超越的で内面的な経験を迂回してしまうおそれがあります」内面に意識を向けて。