誘因と動機付け

nakatomimoka2013-03-26

クレイトン・M・クリステンセンさん。「『インセンティブ理論』が一つめの陣営の拠り所になっている。別の陣営は、二要因理論、別名『モチベーション理論』と呼ばれる考えで、衛生要因と動機付け要因という二種類の要因を区別する。仕事には、少しでも欠ければ不満につながる要因がある。これを衛生要因と呼ぶ。ステータス、報酬、職の安定、作業条件、などがこれにあたる。仕事の衛生要因を改善しても、仕事を突然好きになるわけではない。せいぜい、嫌いでなくなるのが関の山だ。動機付け要因には、たとえばやりがいのある仕事、他社による評価、責任、自己成長などが含まれる。報酬を支払えば、あなたの望むことを相手にも望ませることは出来る。だが、誘因は動機付けとは違う。真の動機付けとは、人に本心から何かをしたいと思わせることだ」本心から。