資本と労働力をいかに使うか

nakatomimoka2013-08-01

福井俊彦さん。「新興国もどんどん先進国の後を追っかけて、単純に高成長を実現して全体のバランスがとれていくかというと、疑問が出てくる。これは日本とか、その他の先進国の過去の系譜をたどってみると、資本主義、特に高度成長に入った初期の段階というのは、あくまで資本と労働力の多投入型で走っていく。時の経過とともに、かなり大きなギアチェンジがあって、資本とか労働力を多く投入するというよりは、それをいかにうまく使うかと。イノベーションを、かなり大きな要素としてエンジンを回転させていく局面に変わっていく。そのギアチェンジが利くか利かないかという重要な転換点を先進国の経済は持ってきた。新興国もある段階からは、資本・労働力多投入型から、イノベーションオリエンテッド型に着替えていかなければならない」転換。