金融業の本質は

nakatomimoka2013-07-31

福井俊彦さん。「金融業の本質は、実業の世界で新しい価値を実現しようと必死になって働く人たちの背後からお金の最適配分を図って、これをサポートする仕事ですよと。健全な家庭生活を営もうとする人の背後から、適切な資金運用、資金配分を手伝う仕事をするのですよと。お金が一歩前に飛び出して自己回転的に何か新しい価値を生み出すというのとは、ちょっと違うのではないでしょうかという部分がやっぱりあるわけです。その違うのではないでしょうかという部分が、やっぱり違っていたというところが、リーマン・ショックに至る過程です。従って、リーマン・ショックが起こった結果としては、産業資本主義の次のパラダイムは金融資本主義だと、そう単刀直入には言えないね、というのが今の状況になっているということではないかと思います」その通りだと。