冬日の閉凍

韓非子』の中にこのような言葉があるという。「冬日の閉凍や固からざれば、すなわち春夏の草木を長ずるや茂からず。」冬の日に大地を固く凍らせるような月間、即ち寒い時期がなければ、春から夏にかけて草木が勢いを持って盛んに茂ることはない、との意だという。即ち、人間も艱難辛苦というものを経験しなければ、後日の繁栄はない。後日の繁栄あるを信じて、今はこの「艱難辛苦」に感謝してすごそう。