死地に生きる

十八史略』にこのような言葉があるという。「死地に陥れてしかる後に生き、これ亡地に置いてしかる後に存ず」自らを絶体絶命の場所において、そこから生き残れるチャンスを自分自身で探し出していくということだそうだ。客観的に観れば、死地というほどではまったくないが、擬似的に死地と観て、崖っぷちのところで自分を鍛えることで、これを楽しむの境地に至ることができるであろうか。