左遷の哲学

将棋の中原誠さんは、無冠に落ちた時に『左遷の哲学』という本を読んで二つの大きな教訓を得た。「そのひとつは、自分なりにプライドを持ちながらチャンスを待つことであり、その二はふだんの勉強をおこたるな、でなければチャンスが訪れても捕まえることができない。この二点である。つまり性急にカムバックしようと思わないで、あと三回くらいカムバックのチャンスがある。それまで待つという考え方でなければいけないと結論を出した。焦ってワンチャンスにかける気持ちだと、チャンスはつかめないのではないか。」と言っている。そう、希望を失わずにやっていこう。