建て直しの方策

スイスの時計メーカー・ゼニスのティエリー・ナタフ社長は、「眠れる獅子」であった同社の建て直しにあたって、①ゼニスとは何かという問いかけを一切の妥協なく突き詰めること(自社の現状把握)。②競合関係や時計産業全体を見渡して未来図を描く。③既存の技術を超える新たな研究開発による機械式時計の心臓部が見える新作の開発(新たな遺伝子の創出)、それにともなう特許の取得、④生産工程の革新、⑤全世界の社員350人全員と対話(全員の顔と名前を覚える)であった。会社としてのビジョン・方向性を示し、「この夢を私とシェアしよう」と語り合ったという。 こういう道筋が王道なのでしょうね。