理論と手鏡

東京都迷惑防止条例違反で捕まった早稲田大学大学院植草一秀教授はこういっていた。「モノではなく無形の商品、例えば、ブランドや教育などの『心』、健康・美容・介護などの『体』、環境などの『自然』といった分野に対価を支払う動きがひろがっている。こうした消費行動の変化を取り込んだビジネスモデルを構築することも今後の課題」。ほら、正しいことなのだけど、なんとなく響かないよね。人物が疑われると、何を言っても言葉が説得力を持たない。それに、論敵はひとこと「手鏡」と言えばいいんだもの。