本当の頭の良さとは

和田秀樹さん。「では、本当の頭の良さとは何なのか。これを心理学の世界で解説してみると、4つのキーワードが出てきます。知識、推論、メタ認知、対人関係能力です。一般的には推論は知識から導き出されることになるわけですが、知識が多い人は知識だけで、経験が豊富な人は経験だけで、推論を導き出しがちです。つまり。知識や経験が柔軟な推論を縛ってしまう。そこで重要になるのが、知識や推論のパターンをモニターする能力、メタ認知なんです。また、知識の不足を補い、推論の幅を広くし、他人からのアドバイスを柔軟に吸収できる対人関係能力も重要です。つまり、知識、推論、メタ認知、対人関係能力の4つをうまく活用できる人こそ、頭のいい人ということになる。」なるほど、これまで知識や経験を増やせばよいと思ってきたが、違うんですね。