大物と小物

江川淑夫さん。「小物は他人を使えない。異なることを怖がる。自分以外の他人を恐れ、未知の事象を恐れる。従って、全ての事項を自分が背負い込んで、自分流儀で遂行したがる。完全無欠でなければ気が休まらない。恐れの心から疑り深い。被害妄想し、悲観的になりやすい。要するに、全部自分でやる、仕切ろうとする。大物は他人を使える。異なることを歓迎し、興味を深める。自分以外の他人を恐れないし、未知の事象を恐れない。従って、自分と他人、既知と未知が混在、共生することを、むしろ楽しむ。何でも自分でやろうとしない。他人との機能分担で対処する。他人との共同であるから、不完全となることを当然とする。恐れる心が薄いから、あまり疑うこともしない。楽観的に言動する。なるべく他人の諸力をうまく活用しようとする。」嗚呼、我は未だ小物なり。