コップ理論

nakatomimoka2006-11-01

松尾順さん。「誰かに会う。お互いに話したいことが山ほどある。まるでコップからあふれてしまいそうなほど溜まっている。でもこのままではお互い相手のコップに自分の話したいことを注ぎ込む余地はない。こんな時、聞き上手の人は、別の小さなコップを脇に用意する。そして自分のコップの中味を半分くらいその脇のコップに移す。自分のコップに半分くらい空きができ、相手の話を受け入れることができる。そこに相手の話が注ぎ込まれる。そうすると相手のコップにも空きができる。今度は自分の番だ。注しつ注れつ、楽しい会話が進んでいく。このテクニックを『コップ理論』と言う。大切なのは、自分側のガードを解き、自分の考えを押し付けたいという誘惑を抑え、相手を受け入れる体制を整えることだ。」話を始める前に、脇に小さなコップを用意してみよう。