三浦知良さん。「『俺が、俺が』のエゴ丸出しの人ばかりでなく、一歩、二歩引いて動く人がいることでバランスが保たれているのが、いいチーム。独りで戦うかに見える個人競技でも、コーチや医療スタッフ、マネジャーもいて、やはり『チーム』になっている。コーチが変わればプレーも影響されるわけで、チームを形成される力みたいなものが問われてくる。試合に出る選手と出ない選手はどうしても分かれてくる。出ない組に紅白戦であてがわれるのは、対戦を想定した相手役。本当はアピールしたいんだ。でもやりたいプレーも脇に置き、自分を捨て、役割に応える。これぞ『犠牲を払う』であり、ONE TEAMだよね。人が集まって何かを成そうとすれば、力量の違い、区別は生じてくる。平等とも均質とも限らない。でも、チームにはなれるんだ」今は脇に置いて。
