詩の愉しみ

nakatomimoka2009-04-05

小学一年生の時、朝日新聞「小さな目」という詩の欄に、「くすり」という題名の詩が載った。「ぼくは/くすりを/のんでみたら/いっかいめは/あまかったけど/にかいめは/まずかった/こんどは/どうかな/たのしみだな」というやつ。新聞を学校に持ってきた人がいて、ぼくはちょっとした有名人になった。おそらくその時に、将来は詩人か作家になる、という夢が出てきたのだろう。高校時代、中原中也の詩を現代国語で教わり、当時好きだった女の子が中原中也ファンだったということもたぶん手伝って、中原中也詩集をよく読んだ。いくつかの詩を暗唱したりした。今はあまり詩を読まないけれど、好きなのは谷川俊太郎さんかな。「あなたはそこに」であるとかね。で、困ったことに、わが家で現在ギャグとして使われているフレーズが、「今度はどうかな、楽しみだな」なのである。 [♪ハーリー]