全体重をかけた質問

nakatomimoka2009-07-08

茂木健一郎さん。「『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組のキャスター役が、僕に大きな影響を与えたのは確かです。スタジオでその方に話が聞ける時間は約4時間。その前に、年単位で行われた密着取材のVTRを観てからインタビューに臨むわけですが、僕がひとつだけ心に決めたのは『質問を準備しない』ということでした。すべて現場勝負。その方に相対して初めて湧いてくる言葉をそのまま口にするよう心がけたのです。相手も真剣です。ですから僕も、今までの人生すべてをかけて、その人に臨むようになりました。いわば、僕の全体重をかけた質問です。相手のコアな部分を引き出せた瞬間は、えもいわれぬ快感が走りました。そのうちスタジオ内であろうがなかろうが、人との会話に同じような快感を求めるようになっていたのです」されど質問。