日常の暮らしにもっと美を

nakatomimoka2009-08-11

假屋崎省吾さん。「華道というのは日本の良き文化ですよね。先人がつくった文化を、今の日本人はないがしろにしている気がしますね。花は贅沢品だとか世話が面倒だとか思う人も多い。でも、花を愛でる気持ちを忘れたら豊かな心は育ちません。『シンプル・イズ・ベスト』などと言って、花も飾らないような無味乾燥な空間を好む風潮があるけれど、それってとんでもないことです。日常の暮らしに、もっと美を取り入れてほしいですね。だからって、何も豪勢な花や高価な絵を買う必要はありませんよ。例えば1メートル300円ほどの布地でちょっとした小物やクロスをつくって飾るだけでも十分。夏はマリンテイストの柄で、春はピンクや白の色物でと、四季に応じて工夫してね。そうすればいくらでも生活に変化がつけられる。」せめて生活に潤いを。[A]