48都道府県で勝負

nakatomimoka2009-09-09

鈴木修さん。「(日産へのOEMは)ライバルに塩を送るようなもので、販売代理店からは当然反発が起こります。『日産さんにOEM供給すれば、それだけで年間3万台超が売れる。3万台といえば、スズキの大阪府での販売台数とほぼ同じだ。軽自動車で最大のライバルはダイハツさんだが、先方は47都道府県で勝負している。うちは日産さんへのOEM供給によって、47都道府県の上にもう一つ大阪府が乗っかる”48都道府県”で勝負できる。長い目で見れば、ダイハツさんとの競争でうちが有利になり、皆さんにとっても悪い話ではないはずだ』と説得しました。また『どうしてもこの話をつぶしたいのなら、ゴーンさんの代わりにあなた方で3万台を増販する見込みをつけてほしい。それができるなら日産さんとの話は断る』とも言いました」説得の妙。