柳井正さん。「経営というのはスポーツのようなもので、経営者のフィールドを与えて、実践や勉強で練習をさせれば身についていく。本当の経営者をやろうと思ったら、体力がないとできません。体力の限界は、超人的な人以外は65歳ぐらいまで。だから僕は65歳までの５年間で経営の現実的な執行は勘弁してもらおうと思っているんですよ。（略）僕はこの会社を外資系企業みたいにしたくはないんですよ。自己実現のための踏み石になるのは避けたい。一番いいのは終身雇用です。世界でも本当にいい企業は、結果としての終身雇用の方が多いんですよね。だから大事なのは、結婚と同じで、我々の基本的な考え方とか、ユニクロについて、100％理解してもらうということです。能力を問う前に、同じ舟に乗れる人かどうかという点ですね」能力より前に。
