情勢把握と実際処理を結ぶ

nakatomimoka2010-03-09

城野宏さん。「リーダーの資格は、大きな情勢把握と目前の実際的処理とを結びつけることができることである。世界情勢が、日本の情勢がどうといったことに対しては、『そんな縁の遠い話なんかしている時ではない。会社の目前のこの問題をどう始末をつけるかだ』と目をむく人が少なくない。これでは必ず戦略が無視され、戦術だけで議論してしまうことになる。時間の無駄なのである。戦略には馬の耳に念仏で何も頭にないから、いつも『総論賛成、各論反対』になってしまう。戦略は全員が一致していなければならぬから、一人一人が納得するまで論じ合う必要があるが、戦術は論じ合えば論じ合うほど、違いがはっきりしてくるだけである。リーダーの役割は、こういう時、『よしこれでいこう』とその一つを選び実行に移すことである」それでいこう。