鈴木義幸さん「人はフェース・トゥ・フェースでコミュニケーションするとき、内容以外の様々な情報の授受をしています。人類学者のバードウィステルによれば、『二者間の対話では、ことばによって伝えられるメッセージは、全体の35％にすぎず、残りの65％は、話ぶり、動作、ジェスチャー、相手との間のとり方など、ことば以外の手段によって伝えられる』とのこと。この65％の部分を一般的にノンバーバル（非言語的要素）と言います。『人はコミュニケーションにおいて、相手の意図を読もうとするとき、視覚情報や聴覚情報に大いに頼っている』ということです。ところがメールになると、バードウィステルが示すところの65％が消失してしまいます。相手の「意図」を読むための情報が格段に少なくなるわけです」メールを捨て、顔を合わせよう。
