指導者は反対を恐れるな

nakatomimoka2011-08-03

永守重信さん。「社内で温情と冷酷とよく言うのだが、問題はバランスだ。当社はリーマンショック後のまだ利益を確保していた時に、他社に先駆けて賃金をカットした。雇用は守る代わりに、苦い薬を飲んでくれ、と。一般社員は最高5%、社長は60%などの賃下げで協力を求めた。結果的にコスト削減効果が早く出たので、利子をつけてカット分を一部返済できた。思い切ったことを打ち出せば、当然反対も出るだろう。でも反対があるからこそ、トップは力を持つ。(反対が権力を正当化すると?)当たり前です。全員が賛成だったら政治家はいらない。誰も文句を言う人がいなければ、全員が平社員でいい。反対があるから政治家も経営者も必要とされる。それを恐れて八方美人的に理想やいいことばかりを政治家が語っているからいけない」反対を恐れず。