権限のバランス

nakatomimoka2012-02-22

金児昭さん。「それまでの権限構造は、全社を100とすると、そのうち40が人事、30が経理・財務、あとの10ずつが販売・製造・研究でした。これを小田切さんは、、社長の10年の間に、じっくり時間をかけて、人事の権限を5にしてしまいました。なぜそんなことができたかは、出身母体である経理・財務の権限を5にして人事をとも連れにしたからです。人事、経理・財務あわせて70あった権限を10にしました。その上で、事業部門のそれぞれ 10の権限を、販売30、製造30、研究30にしました。これがすべての発展のもとになりました。会社の本質は経理・財務にはありません。人事にもありません。経理・財務が絶対に手放してはならない、「経理・財務」固有の権限(最後の砦)は、『財産をないがしろにする人間、部門を許さないこと』です」バランスを。